ゆきえトリオ First Concert

2010.10.02 0:30:34

過日になりますが
「ゆきえトリオ First Concert」
を聴きに時計台に行きました。

Vn中山由紀恵さん、cello小島盛史さん、Pf辻千絵さんのトリオデビューコンサートです。

バッハの無伴奏チェロ組曲第一番ではモーリスジャンドロン版を採用されていて「様式の純粋性」を追求されていました。

ストラヴィンスキーのイタリア組曲は6楽章あって、バレエ音楽「プルチネルラ」が原曲なのだそう!トランペット吹きにとっては大変プルチネルラは気になる曲(笑)
Vnの楽器のことを不勉強にてよく知りませんが、弦楽本来の歌う要素のみならず、おそらく大変な連続アクロバット(笑)をスマートにクレバーに、次々とユニークなリズムのモチーフの掛け合い&展開がつづき、

デュオ編成でありながら舞台に大勢いるバレエのように色んなシーンが浮かんできました
大曲でしたが、リズムのキレが爽快で、楽しかったです濵



休憩をはさんでトリオで、ブラームス作曲=キルヒナー編曲で「ピアノ三重奏曲変ロ長調Op.18」を。全部で四楽章です。
こちらは弦楽六重奏第一番の編曲版なのだそう。

六重奏も三重奏の編曲版も初耳でしたが、緻密に作り込まれた長い作品を聞いていると自然とこちらの呼吸も長くなってくるというのでしょうか?


テレビのバラエティーではセリフの他に字幕がでて効果音がつき、編集もされ、短い時間でまず話をわからせる手段がよく使われていますが、あのしくみは逆に画面にこちらから集中しよう燁としなくなる気がします。

じーと聞いていて「ああさっきのがここまできてこうなったんだ~そうだったのか~」と、発見するのが楽しく面白かったです。

「聴かせること」にすべてをゆだね、音楽そのものの力を信頼してまっすぐに演奏されている姿。

焦って短い呼吸の世界でまとまりたくないな~と志あらたになりました。


関西にむけて準備ジリジリ続けています辻さんも応援してくださいました煜

すごくいい刺激になり、また長い呼吸で深呼吸できたせいか?集中しやすい空気を沢山すいこんだ時間でした溿
素敵な時間をありがとうございました

■辻千絵さん公式ブログ「ポコ ア ポコ」
http://pianotsuji.blogspot.com