先日はこちらに公示していました通り、スペインギター音楽コンクールでした。
http://www.altofield.co.jp/blog/guitar-music-school/spain-competition/

今回このコンクールでは初めて審査を担当しました。
スペインものは本当に個性がわかりやすく出ますので、とても楽しく聴くことができました。

結果はもう皆さんご存知のとおりです。

1位　菅沼聖隆
2位　後藤千晶
3位　飯野なみ
4位　長佑樹
5位　吉村太志
6位　仲山涼太

おめでとうございます
吉村くん、本選に行けると思わなかったようで緊張したようですが、
難曲に挑戦してがんばりましたよ
6位の仲山さんはクラシックギターをはじめてまだ3年くらいと言っていたような・・
すごいですね・・。
2位の後藤さん、高校生です。これからお金を貯めて留学したいんだそうです。
大物の予感・・・
コンクールおなじみの1位の菅沼くんも高校生。
高校生が1位2位独占しましたね


今回は例年の入賞者に比べるとそのレベルには及んでいなかったように思います。
また、1位～4位までそれほどレベルの差は感じませんでした。
（個性の差はとてもとてもありましたがこれは素晴らしいことだと思いました。）
レベルの差をあまり感じないとき、何を思い順位付けすればよいか・・

これは本当に迷うところで、なぜならばコンクールですので、いろいろなことを
考慮しなければならないということもあります。
他の審査員評も割れていました・・バラバラだったという印象です。
（東京国際でも採用されている増沢方式によって結果は出されています。）

私も迷いましたが、最終的にはとても冷静に判断しました。
「誰の演奏だったらずっと聴いていたいか」ということが私の中では重要な基準になりました。もちろん演奏レベル、自由曲レベルその他いろいろなことを考慮しました。

皆さんの演奏を聴いて、音楽をやっていく上での自分のなかでの譲れない美意識を改めて再認識できた日でした。
熱演の皆様、どうもありがとうございました


予選に関してですが、予選通過するかしないか、ギリギリのところの人が多くいたように思います。予選審査で6番目を決めるのに迷っている審査員が結構いたように思います。
またぜひがんばってほしいです