新年明けましておめでとうございます。

2013.01.01 1:22:00

ブログをご覧になって下さっている皆様へ。

明けましておめでとうございます。

昨年は
皆様の暖かいお心遣いのおかげにより
ソロ活動、
室内楽、
オーケストラ、
トランペットだけのアンサンブル
などの演奏。
トランペットアンサンブルについてはあまり興味がなかったのですが、一昨年に入会した札幌トランペット協会にて顧問や理事の奏者の方々と初体験したとき、大変魅力的な編成だと思いました。

その楽しい体験がきっかけとなり、
一昨年から同門の皆さんと中世から現代まで幅広いアンサンブル作品や、バッハのカンタータをアレンジしたり、トランペットが沢山含まれている編成のオーケストラ作品などを、研修もかねて年末の発表会に参加するようにもなり咲く年末にも皆さんに呼び掛けて実現しました。


●メディアに出演したほか録音作品が使用される機会も増えました。

二つの映画作品にトランペット奏者役として出演、演奏をしたり、私のオリジナル作品と演奏による映画音楽の担当もしました。

師匠の同門門下生主催のトランペットフェスティバルの実行委員会も誕生しました。

また同時に たくさんの素晴らしい貴重な出会いと、再会にも恵まれ
去年の同じ元旦には全く予想していなかった幸運がたくさんありました。


一人では出来なかったことばかりです。
皆様、誠にありがとうございました。

さて今年についてですが、
それなりに元旦には毎年一年の計を立てていますが、未来は計りきられない性質のものなのだなと改めて思います。


●『最近何か新しい出来ことはありましたか?』
とは何かの拍子によくある会話の一つではないでしょうか。

私は
キザかもしれませんが、
その方と直接お会いできているその時が
自分にとって一番新しい、かつ
いい出来事だと思っています。


今日が最後だよ、
という意味ではないつもりなのですが、
長く関わって下さっている方々、新しく出会って下さった方々相方に対し
常に一期一会の感謝を忘れないでいたいと思うのです。
その感謝がまた会える時を産み出してゆくのではないでしょうか。


●また、『メンタルが弱い』とか『ヘタレ』など、弱さを否定するのが
強さの始まりであるかのように思われ勝ちな
風潮があるように感じます。
特に震災後は、がんばれ、立ち上がれ、強い日本再興など
強くないと生きていけないかのような言い方で、すでに大変な方々が更に追い詰められているような気がしてなりません。


強さとは
人の弱さや限界を認めたりまず受け入れたりするところにあると、私は思います。
弱さを知らないでただたちむかっていくのは少年剣士なら許されるかもしれませんが…(笑)



調子のいい時代は、向上心がなによりもサクセスに必要なものかもしれませんが、
今はけしてバブル好景気ではありませんね。
強くなくてもいいんだよ。
というメッセージを
むしろ発信していきたい気持ちになっています……。

人の可能性は無限大です。しかしただガンバレ一本調子ではなく、お互いを労る気持ちを大切にできる日本。
それがむしろ風体ではなく心の芯の強い日本になっていく礎になると思います。
人間ならではの弱さを許す気持ちを大切にしたいと思っています。


弱さを知らないただ強い音は乱暴に聴こえるものではないでしょうか。

ゼロから1へ、トランペットは毎朝ゼロからのスタートであるのと同じように
自分の心が毎朝リセットされている一年であることを願っています。


●北国ならではの?
寒くても雪の反射で真っ白な朝が大好きです。
もちろんお布団からでたくない日もありますが、早く起きて見渡すとどこもかしこも
『人跡未踏の地』なのですよ~!
一番最初にあしあとをつけるささやかな優越感(笑)、春が来るまで楽しませていただきます。


今年も精一杯邁進いたしますので、
皆様どうぞ宜しくお願いいたします。