トランペットはハッピーの象徴。ラランドの音楽

2012.03.18 3:06:29

という作曲家の楽譜を探していましたが当時の味わい深い手書き(笑)がほとんどでしてくじけていましたが短いけど見易いものを見つけました~!

最初は
Michael-Richard Delalande
で探していたので索引に載ってないしどうしたものかと思ってましたが、

Lalande
だったらしい。

ミシェル・リシャール・ド・ラランドさんで
ドラランドじゃなかったんですね。
ドラランドさんだったらフランス人なのにディズニーランドのドラえもん版みたいな名前ですよね(笑)。


ラランドさんはヴェルサイユ楽派でらして。ブルボン王朝が絶対的だったの頃の
ヴェルサイユ楽派にはリュリ、クープラン、シャルパンティエがいます。


なぜラランドさんに興味をもったかというと私の大好きなパイヤールが
『ヴェルサイユ運河上の祭典のためのトランペット・コンセール』録音してるのを聞いたからで。
トランペット典雅でかつ陽気に大活躍な感じがして楽しくて仕方がない名曲なんですよ。

王様がすべての文化をパリとヴェルサイユに集中させて、芸術を保護する代償として王の栄光を賛美させていたそうですよ。


そうですよ。というのは私は17世紀に生きていなかったので実際体験していないから昔のことは資料でしか説明できないからです(笑)。

同じ時代に生きていたリュリはイタリア出身です。

資料によると、ラランドさんはリュリの宮廷楽団オーディションを受けたら不合格にされたのが気に入らず、自分のヴァイオリンを壊して『一生ひかない』とか言ったらしい。

不合格が気に入らなかった的に書かれているのをみつけましたが、
私はラランド聞き込んで思いますけどとにかく陽気で前向きで、楽天的でキャッチーな曲がお得意なのかなと思います。
崇高さを最優先して重たくなるタイプではなく常に楽しそうで外向的です。
いっぱいトランペット吹いてるのはハッピーなんだよ、と常にトランペットをそれを託している感じがします。

苦労や苦悩がいかにも顔や作風ににじみ出るタイプと
絶対仕事場がそれを出さないタイプがいるように
ラランドさんは苦悩を音楽表現のときに徹底して意図的に削除したのではないかと思います。
なんとなく、『今は不幸だけど頑張っていたらいつか幸せになる』という感じではなく
『ぼくは何もしなくても今パッと明るくてハッピーなんだけど、どうかした?』的な明るさが伝わってきます(笑)。


これは資料ではなく聞いていておもうことでただの個人的感想です。
好きだから贔屓目でみてしまう(笑)
ラランドが瞬間湯沸し器的におこりっぽい、感情コントロールが不得意な人格とは思わないのですね。


きっと何かどうしても納得がいかなかったのかもしれないのです。リュリはいろんな意味でやり手な人間でしたでしょうから(詳細は割愛するけど笑)
オーディションの際なんか理不尽な○○ハラスメントもあったかもしれないじゃないか、と思うわけですよ。時代がワンマン主義ですからね。
これも資料ではなくただの想像ですよ。

ラランド好きな私は

ラランドの気性が激しかった。
では何かかたづけたくないものがあるのだった……。


しかしなんの陰謀なのかリュリとかシャルパンティエ、クープランに比べるとラランドさんはいまいち現代における知名度が弱い気がします。

私はラランドさんが好きなので、勝手に応援しており、
きっとトランペットが大好きだったにちがいない
ラランドさんを有名人にするのが夢のひとつなのでした。