LSDをトランペットでしてみた…

2012.03.01 1:51:26

浅井えり子選手を開花させた、NECホームエレクトロニクスの元陸上部監督・佐々木功さんの考案された基礎トレーニング、LSD。
そちらを読んでいたらマルサリスのトレーニングを思い出したのが昨日。

一分吹いて一分インターバルで2オクターブ半
ぐらっときたら最初からやりなおす、
それができたらほとんどの問題が解決できる
との言葉について考察せず、やみくもに挑戦しては長年負け続けてきた自分!

今日はLSD効果で能力開発された(笑)のか、途中で気がついた。
「ほとんどの問題をすでに解決したマルサリスの日課」
がいますぐできたら私は今ウィントンマルサリスになってるはずだよな~と!


つまり、LSD奏法でも一流ランナーが時速7~8キロなので、一流ランナーじゃない場合は
もっと時速を落としてはじめるべきだというLSDのアドバイスをやっとトランペットに活用できたんである。

はたからみたらあたりまえかもしれませんが(笑)私は単細胞なので、言われたとうりに頑張ってしまうのだ。

一分だとできるとこはなんとかなるんですが、苦手なステップではぐらっとなり、音色もガクブルしてかなり使い物にならないレベル(笑)、どうにかしようとして間違えた感じのプレスして無駄なばてかたする、
結局最初からやり直しする、それをいつまでもぐるぐるやるはめになる→他の練習したほうが有効ではないかと迷い始める、今までずっとそうだった。


ばてるのが悪いことではないんだけど、なんかのちのちプラスになるばてかたと
単にやられてるだけのばてかたがあって、ただやられてばかりいるとかえって調子悪くなるんですよね~~うかつにやらないほうがましだったんでないの?と残念なことに!

プレイ四十秒に軽減して、レストインターバルも同じく四十秒にしたんです。
まあ極端な妥協にみえるかもしれませんが、今のところ苦手なところを考慮するとそれが安全圏。


そしたら2オクターブ半制覇できました!

一分であることより、続けて最後まで取り組めるサイズでまずは完墜することを優先してみたのです。


ロングトーンの新しい練習の仕方を思い付いた気になっていてすごくうれしいです(笑)。具体的に数値目標がたてやすいし。

以前から楽器がうまい人は、練習がうまい、練習がうまい人は休み方がうまいと思っていて、
レストタイムとプレイが全く均等に指定管理されているマルサリスのトレーニングには興味がありました。


本日のところ、サイズがマルサリスの三分の2ですけど(笑)
一流との距離を把握することから一流への道が開けるって昔ジャンボ尾崎さんがテレビでお話ししていましたよ(笑)。

できることから一歩づつ……千里の道も一歩から!