音楽的であるために

2009.02.17 8:40:16

いろんな方と大切なお話をさせていただき出会いに恵まれるこのごろ。とても勉強になることばかりですが、すっとばしていい加減には書きにくいので詳細はそのうち。


人生や世の中との折り合いのなかで、人はいろんな役割を経験していく。
そのとき音楽は、勝ち登る役割のためだけにあるものじゃなくて、いろんな役割の人のためにあるんだろうなと思った。


勝ちます、勝ってこい、勝つまで帰るな、○○のために命を捨てろ、では世の中軍歌だらけになってしまうじゃないですか。


私は進軍ラッパ系なフレーズもトランペットの魅力のひとつだと思いますが……それがすべてではないと思います(笑)。


情操を大切にしたいなあ。


『なさけ』と、『みさお』と両方があって、情操なんですよ(そのまんまだけど)。


それらが大切にされてない場で生きるとどうしても、殺伐とするね……


『成功の階段』という言葉がありますが、登ってきた階段に情と操が沢山あるから、体の後ろにある下の段はいらないからといって切り落としてしまうと、


体の後ろが崖になる。

音楽的な表現って、
『ただ楽譜をそのままやってみてそれなりにできてます。なんか文句、ありますか』(笑)
だけじゃなくて、精神的な背景がしっかりしているほど安定して奥行きがでると思うから、私は情も操も後ろの階段も、大切にしたい。


それがなくなると私の音楽が軍歌オンリーになっちゃいそうで怖いし、耐えられないからね。



表面的なデメリットをきりおとすことが生むさらに深い闇のような(笑)デメリットには要注意。


沢山、コストや時間、気持ちなどを割愛してはいろんな失敗をしてきた、私の経験からくる持論なんでした。


音楽家のはしくれとして(笑)チェックポイントφ(゜゜)ノ゜


『そこに、音楽はあるのかい?』と問いただしたいです。
誰かにつめよりたいんじゃなくて、自分にね。