トランペットとオルガン聞きました(キタラ大ホール)

2010.04.12 1:31:45

土曜日に、キタラで開催されていたオルガンスプリングコンサートに出かけてきました!

古典から現代まで惜し気なく披露してくださったお二人は、フランス・ニースで出会って八年目だそうで、息がピッタリでした。

オルガンの多彩な機能をどのように抜擢&活用するかはオルガニストのオリジナリティも表れるところではないでしょうか。
ローラン=シプリアン・ジローさんの活達極まる技術素晴らしいと思いました。オルガンが喜んでいる感じがしました(笑)

キタラが美しいステンドグラスに囲まれた大きな教会に変身したかのようでした!
明るい柔らかい光にパアッと色んな色が差し込まれてキラキラしているような……

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そしてトランペットのオリヴィエ・モニさん。

清澄で輝く音の立ち上がり、美しく明るく響き渡る音色、自由自在に描きわけられる色彩。
爽快でニュアンスも豊か。
B管、C管、ピッコロとフリューゲルまで色んな管を聞けたのも、嬉しかったです。
心のクスミが吹き飛ばされたような気がします。


帰宅してからパンフレットをじっくり読ませていただくと、演奏されていた
『目覚めよと呼ぶ声あり』による幻想曲(クレープス)についての、ローラン=シプリアン・ジロー氏の解説では、マタイの福音書、第25章13節が引用されていました。

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『それゆえに、目を覚ましていなさい。その日、その時はあなた方にはわからないのだから』
とありますが、
この解説を読まなくても何か芸術的なインスピレーションが自然発火パチパチとしてくるような気持ちになり、

覚醒させられた気持ちです!

水曜日にも、今度は小ホールでお二人が演奏されるそうなのでまた聴きに行きたいと思います。
さらに近づいて聞けるのがすごく楽しみです。