愛することは歌うこと

2010.04.02 15:36:38

昨日は12時位まで、BSで芸能生活四十周年の由紀さおりさんの「愛することは歌うこと」という番組をみていました。

感動しました!


『いろんなカラーの曲を歌ってきましたが、どのカテゴリーにも属さないのが私なんだと、……思えるように、なりました。』



と語った後、松山千春のカバーで「恋」を歌っていました。



オリジナルは、声がきれいで歌がうまくて、沢山の人々に好かれる要素があるのを理解できるし、女性の心情を男性が歌うアイディアと声があっているなあと思っていましたが、


書いた通りの感想でして、個人的には
「多くの人に愛される・受け入れられる型」
の検証(笑)資料のひとつだったんです。

ジャンルを問わず、『受け入れられる型』は見えない共通点があると思っているので、色んなものを好き嫌いの自分の志向は別にして、聞くことにしています。

ふかーく共感できたのは由紀さおりさんのカバーが初めてです炅そういう歌だったのかとやっと良さを感じた(笑)。惚れました


この曲での舞台演出もぴったりでいつか自分もやってみたいと思います。


歌を聞いて涙がでてくると、私はほっとしました。


童謡の印象が強い由紀さおりさん。私はデビューの頃を知らないのでその印象で他の世界での歌を知りませんでしたが、表現を抑制・コントロール できる人に表現させたら その豊かさにはかなうものではないなと。
基礎があるから応用できるということの勉強にもなりました。


最近スキル向上に意欲を燃やしている私ですが、上手くなりたくて歌うことをないがしろな練習しちゃっていたかもと思いました。


それにしても。


『思えるように、なりました』

の一言で、由紀さんの話し方に独特の深く繊細な間合いがあり、色々自分に思いが重なってテレビをじーっとみていました。


『いつまで歌っていられるのかなあと思いながらずっとやってきて、ここまでずっとそれできちゃいました』

という言葉にも、親近感をもちました(笑)。同じ言葉をいつか、あのように深みのある感じで言えるようになりたいです。

由紀さおりさんのインタビュー記事も痛快で興味深く読ませていただきました。↓
■ナタリーモバイル
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