モダンダンス <限られることの>

2009.11.01 1:37:34

最寄りの画像から。
久しぶりに厚生年金会館にいきました焄


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舞台家の木村功さんが舞台監督をつとめられた『能藤玲子創作舞踊50周年記念公演』モダンダンス
芸術文化振興基金助成事業として開催された公演は今日日の、
いわゆる北海道はガランドー湜(笑)
とは違い、厚生年金に、沢山人が集まっていました層が厚いのですね

お花がいっぱいきてた。

………芸術……←憧れ濵(笑)


ストーリー性の豊かな前半<葦の行方>。こちらの作品は日露文化交流でモスクワに派遣されたり東京芸劇での現代舞踊公演に招待されたもの、札幌公演です。

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後半は<限られることの>
音楽でゆうと、旋律的ではないロングトーンじーっと続けた後、無調の動きパターンを一時間連続で音程ピッタリで全員ユニゾンしながらやり続けるような、カタルシスを安易には求めない集中力。
大変ストイックな世界


二つの異なる長編を表現される鍛練された肉体の線、端正に整った呼吸。
修験者的で、尊敬の眼差しにさせられました。



モノクロの衣装に裸足のコスチューム。
アンチけばけばしい虚飾(笑)がクール

後半の作品は抽象的に舞踊がデザインされているというか、誰が誰の名前の役とかを演じてドラマをつくるのではなくて、場面全体で内面の変容するイメージを発信するような感じを受けました。


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私は、プリミティブな細胞のまだまだ原始的な非常にミニマムな命の、生まれたり分裂、進化、変異
したりしなかったりという様子を、


厚生年金という<大きな顕微鏡>でじーっと見ているような不思議な気持ちになりましたよ。
言葉や感情、生き物としての形が生まれる前の世界。何億年だかわかりませんが地球の歴史<命の誕生>を見ているような気持ちになりました。


<限られることの>は五十周年記念の新作だそうですが、一秒が充実している生きざまが、小さな無言の命なんだけど壮大な悠久を感じさせるドラマとなって発露されていると思いました

自分も神様から見たらこういう、世界の中で非常に小さな細胞みたいに、海の中をユラユラしてるものの一つなのかなあと思いました。


七月のコンサートでは舞台仕込みのよく通る声(笑)でキップよく掛け声してくださり、梅どら焼き煜の差し入れまで

自分一人では通りすぎてきていた
一つの磨きあげられた生きた芸術の世界をご案内くださった木村功さんに感謝申し上げます。

ご招待ありがとうございました
次回は出演される舞台も見に行きたいです焄