地下鉄の階段にて

2013.11.16 1:49:20

おばあちゃんが、一体どうやって持ち歩いてるのかわからない量の荷物があって、
持ち上げきれない荷物を踊り場に置きっぱなしにして登ったり降りたり、一個づつ運んでいたので、手伝おうと近づいていくと、

先に三人の小さな子を連れたお母さんがそばに到着されていたのです。
『一個づつ持ってあげてね。』と話しかけていました!

体よりも大きいものを持とうとする姿に胸を打たれました。
が、私も参入させていただき私も運びました。

するとお母さんが、
『お姉さんにありがとうって言いなさい』
と声をかけて、なぜか私は子供達にお礼まで言われてビックリして痛く感動しましたよ。
お礼の他の内容は、
『大きいの持っていってえらいね!』『頑張ったね。』とかでした、大人の私にはあのくらいの荷物は全く大きくないし特に頑張ってもいないんだけどね(笑)

『何でもないよーかえってどうも』(←北海道弁)
とか私はもじもじ返答し、
夢を見ているような気持ちになり半分ポカンとしておりました。

一見イマドキ(笑)風な合コン行くみたいな旬の勝負服を来た若いママの爽やかな笑顔と、
なんか、まるでスゴイ人見るような子供達のキレイなまなざし、
私は本当にその美しい空気の前で、非常に恥ずかしくどうしたらいいかわかりませんでした。


でも、すごく感謝しています。
あの優しい時間に一番救われたのはおばあちゃんではなく、私だった気がする。