さいたまスーパーアリーナでの音楽体験

2011.01.20 2:08:11

前回は撮影体験、今回は赤西仁と言うミュージシャン(敢えてミュージシャンとする)のパフォーマンスについて

一部の報道でチケットの売れ行きが芳しくないとある
事実私も駅前や会場付近での光景を目にしてそれが間違いではないと思う

しかしだ!

これは絶対に損の無いミュージックショーだ(ここは敢えてそう言わせて頂く)
途中、間違い稚拙な部分(ファンは喜んだが)はあったが
彼が何を今したいのか、何を伝えたいのかが分かるコンサートであった

それは本当に彼のしたい事なのかは分からないし、
ひょっとしたら影のプロデューサー(笑)がしたい事を
「赤西仁」と言う人間を使って表現したのかもしれない

そんな事はどうでも良いのだ
表現者が適切にメッセージを送れていた事が重要なのだ

芸術と言うのは自分のメッセージを言語外の手段を使って他人に伝える事
コンサートが芸術か否か置いといても、それがキチンと果たされていた

ミュージシャンと呼ばれる人がライブパフォーマンスとなるとただヒット曲を並べた歌謡ショーになってしまう
その曲、ひとつひとつにはメッセージ性があっても
ひとつの作品としてライブショーを見ると上記の様な有様になってしまう事が多々ある
最早、アーティストでなくクリエイティブな職人である(それはそれで評価に値するのだが)

売れる、沢山人が呼べると言う条件をクリアする為だろうから否定はしない
彼らだって本当はそんなのをやりたい訳ではないのだから(と思いたい)

元KAT-TUN、ジャーニーズと言うブランドがなければ赤西仁もここまでの事は出来なかっただろう
(新人アーティストのコンサートに2万入る会場は用意しない)

如何に他人に感動を与えたかが絶対無二に評価されるべきであって
例えキャパ70人の渋谷のライブハウスでも、路上でも場所や規模などは関係がない


私は音楽評論家では無いので音楽的に詳しい事は書けないが
この時間が永遠に続く事を願わずに居られないそんな至福の音楽体験であった
写真を撮る事を忘れてしまう程・・・いやそんな事はありませんちゃんと仕事してました!


私が言っても何の説得力も影響力もありませんが赤西くんに言いたい事がある
「君のやっている事は間違いじゃない、そしてそれは素晴らしい事だ」

「ただ帽子は撮影する時困るのでもう少し控えていただきたいw」
(両目が見えてないと没にされる)


底辺のクセに上から目線でスイマセン、底辺でスイマセン、生まれて来てスイマセン


あと、こんな事を言うのはマズいのかも知れませんが
アンコールが予定されていなかった事も評価しています

本来、アンコールって予定するモノじゃない
本当に良かったと客が感じた場合それを要求し
演者もまた満足のいくパフォーマンスが出来た場合にそれに応えるべきモノだと思う

そして今回、公演終了のアナウンスと客席の照明が点いたら行儀良く帰る客
みんな不満を感じているのかと思ってしまう

かつて私は客が誰一人帰らず、会場アナウンスで盛んに公演終了を告げているのに
アンコールを要求し続けたコンサートを知っています
(客席の照明がすでに点いているのに!)

逆にgdgdな演奏だったのに客がアンコールを要求しても決して舞台に戻らなかったコンサートも見ました

どちらも立派だと思います

アンコールを要求する事はチケットを買った人間なら当然の権利です
ただし、不出来な演目を見せられたらキチンと最後まで見ない、拍手をしない等するのも義務です