ニューイヤーコンサート

2013.12.26 0:30:52

Merry Christmasでしたね。
今日の銀座はすでに大きな門松を構えているお店もありました


来年1月26日はスペインギター協会恒例のニューイヤーコンサートです。


~コンクール入賞者の部~
飯 野 な み(1位)大聖堂(A.バリオス)
斎 藤 優 貴(6位)ワルツ第3番(A.バリオス)、タロットより『恋人』(T.マルコ)、南のソナチネより第3楽章『祭り』(M. ポンセ)
山 田 唯 雄(5位)三つの森の絵(K.ヴァシリエフ)
山 本 大 河(4位)ファンダンゴ/サパテアード(J.ロドリーゴ)
長   佑 樹(3位)ファンタジー・ディヴィジョンズ(S.ドッジソン)

※飯野なみさんの曲目が変更になりました。
  都合により演奏順もこのようになっております。


~会員の部~
河 野 智 美×昭和音楽大学ギターアンサンブル 板前の好む4つの食材(啼鵬)
中 島 晴 美 黒いデカメロンより第2楽章「こだまの谷を逃げる恋人達」(L.ブローウェル)、「シャンソン~ナカジマハルミへ」(R.ディアンス)、「ジャンゴラインハルトの為の序奏とセレナーデ」(P.レリッシュ)
遠 藤   峻 ファンダンギーリョ(J.トゥリーナ)、舞踏の旋回 2,3楽章(C.R. リベラ)
青 木 一 男 聖母マリア頌歌(アルフォンソ10世編纂)、雨(永田哲夫)、ライムライト(C.チャップリン)、私の愛しい人(スペイン民謡)
大 塚 康 弘×山 内 純 江 変奏曲イ長調WoO44b(L.v.ベートーヴェン)
似 鳥 幸 枝×横 内 正 代×三 田 恵 子 2つのマンドリンとギターの為のコンチェルト(A.ヴィヴァルディ)、糸杉の林にて(G.サルトリ)


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今回、私は昭和音大の皆さんと啼鵬(ていほう)さんの「板前の好む4つの食材」を再演することになり、とても嬉しい機会となりました。この作品は、3年前にクワトロ・フローレスのメンバーでギター文化館にて初演した委嘱作品です。啼鵬さんはバンドネオン奏者として、作曲家として、マルチプレイヤーとして活躍中
啼鵬さんのプロフィール
http://www.takumi-studio.net/
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東京生まれ
幼少の頃より父松本定芳に音楽の手ほどきを受ける
東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て
東京藝術大学音楽学部作曲科卒業
作曲を浦田健次郎、故山田泉、川井學の各氏に師事
Pianoを山崎冬樹、金子みゆき、米谷治郎の各氏に師事
Violinを桑田晶氏に、Violaを兎束俊之氏に師事
Violoncelloを植木昭雄氏に師事
Clarinetを三界秀実氏に師事
古楽演奏を多田逸郎氏に師事
指揮を故遠藤雅古氏に師事

Bandoneonを独習

多くの楽器をこなし、
かつ自身の作編曲による独自の世界を切り開く
2008年アルバム「TANTI ANNI PRIMA」を発表

2010年~2011年放送NHK連続テレビ小説「てっぱん」
音楽担当
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こちらは当時の啼鵬さんの解説です。


啼鵬:Four Ingredients The Cook Likes 板前の好む4つの食材 (アルトフィールド委嘱作品~初演時の啼鵬氏による解説)
 書いたことのない編成で作曲する、というのは楽しいものだ。取り掛かる前は「こんな編成で...!?」と途方にくれるのだが、書いているうちに、どうすれば良い響きになるのか、またその編成での機能的な事もみえてきたりする。と言っても、ギター4本による四重奏というのは、ギターの世界においては、さして珍しいものではない。最近依頼を受けた、2台のピアノ+ヴァイオリンの方がよほど特殊だ。いや、メロフォン、ユーフォニアム、マリンバ、スネア・ドラムのために編曲した「リベルタンゴ」など、納品することすら怖いくらい特殊だった...。
 話をもとに戻すと、ご承知の通りギターは、1本で完結する楽器。例えるならばピアノに近いとも言える。しかしこれらの四重奏が、ピアノ4台と同じかというと、全く違う。大袈裟なことを言うと、ピアノは4台あれば、魅力4倍かというとそうでなく、下手すれば半減する恐れもある。音の洪水になってしまうからだ。
 それとは裏腹に、ギター4本は、書いていて非常に面白かった。更に書いた事の無い編成だったので尚更だった。各楽章のタイトルは、知人の板前さんに挙げてもらった食材。
 最後にこの機会を作ってくださった主催者、初演に携わる女性陣、そして彼女らの師である高田元太郎氏に感謝を込めて。啼鵬


1月26日 14時開演
ミレニアムホール
http://www.city.taito.lg.jp/index/kurashi/gakushu/syougaigakusyuucente/annaizu.html


ぜひお出かけくださいましたら嬉しいです。
割引券ございますので、ご連絡ください。
tomomi-k*kjpro.co.jp(*を@に変えてください)


ちなみに・・スペインギター協会では会員を随時募っております。
専門家の方、一緒に楽しいコンサートを、そしてコンクールをつくりませんか?
※会員には専門家でなくても誰でもなれます。

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先日の理事忘年会で最後まで残った4人です
会長の本木先生、副会長の村治先生、理事の山内先生。
スペインギター協会は40年の歴史があり、コンクールは来年で32回目。
第1回目のコンクールのときの苦労話などいろいろなお話を伺いました。
実は私は都合でまだ1回も理事会に出席できていないのですが、、、
温かく忘年会に誘ってくださり、ありがとうございました