クラシカルギターコンクール

2011.05.04 19:47:36

1位 斉藤泰士 (埼玉)
2位 荒井一穂 (神奈川)
3位 佐々木勇一 (新潟)
4位 林祥太郎 (神奈川)  
5位 門馬由哉 (神奈川)
6位 飯野なみ (新潟)
7位 飯田楓子 (愛知)


おめでとうございます
本選だけ聴きに行きました。皆さんまさに若々しく伸び盛り、という感じでとても楽しめました。昨年は山田岳さんが抜きん出ていたような感じですが、今年は誰が上位にくるのか、接戦だったように思います。上位の方々はやはり完成度高く安定感がありました。
門馬くんも伸び盛り、またがんばってね

ところで、武蔵野市民文化会館に行ったときは、こちらでご飯をどうぞ。
PARADA
http://www.cafe-parada.com/

何度かコンサートをさせていただいたお店です。
こだわりが感じられるヘルシーでおいしいお料理ですよ
アート関係の方も集まってくるお店です。
昨日も本日からの展示イベントの会場作りをしている最中でした。
本物の牛骨をつかったアートで、おもしろいです。


ここからはこのコンクールとは関係のない余談です。
以前からフィギュアスケートのような芸術的スポーツの審査基準はどうなっているのか、いろいろ不思議だったのでした。フィギュアスケートの審査基準もいろいろと問題があるそうで、(改定されていること自体が問題となっているようですが)
コンピュータではなく人が下す判断ですので、競技審査方法に賛否はつきものなのかもしれません。より公平性を保つため、無作為で2カ国の審査は排除される方法も取り入れられているとか・・?
東京国際もロシアのギターコンクールも、確か、最高得点と最低得点が省かれていたと思います。

ちなみにフィギュアの審査は、審査基準がかなり細分化されています。衣装などを含め見た目の美しさもかなり重要視されているようです。ジャンプなどは即手元でスロー再生して、きちんと回転できているのか確認されるようです。シヴィアな世界です・・。
音楽コンクールで、このような細分化があったら、どうなるんでしょうか・・
考えるとおもしろいです。
アルハンブラなら、トレモロ技術、音、表現、フォームなどなど分かれるのでしょうか

一般的に音楽コンクールは定められた審査基準というものはなく、各審査員の判断に委ねられています。(そうでないコンクールもあるかもしれません。)音大の試験審査なども同様と思われます。
世界トップレベルのギターコンクールであるGFAなんて、点数付けもなかったように思います。(間違っていたらごめんなさい)単に順位を並べて結果を出す方式です。ですのでその年の審査員の好みで傾向が左右されることも起こり得ます。

音楽はそれほどに人の感性に委ねられている部分も大きいわけで、曖昧なものなのかもしれません。これが基準が定められて、いつも同じ方向に向かってしまったら、芸術ではなくなってしまうのだと思います。その意味で各審査員のそれぞれ違う感性も尊重されているのだと思います。

どのコンクールでも概ね優勝者は総合的に優れているのだと思いますが、今年は表現力が飛びぬけて優れた人だったとか、表現はまぁまぁでも技術が優れた人だったとか、そのときによって違うのは当然の結果です。ただ審査員それぞれのなかで、意識的にも無意識的にも技術、表現力等々において細分化された基準はあり、それが結果となって表れていると思われます。


ところで国際音楽コンクールでは審査員に外国人が○名以上いなければならないという規定が存在するというお話をあるギタリストの方から聞いたことがあります。ヨーロッパの権威ある国際コンクールでそのような規定を設けているというお話だったと思います。これはまだ日本には浸透していない領域なのかもしれません・・。