定額給付金Ⅳ

2009.03.05 14:56:33

いよいよ給付が始まった!
マスコミは報道合戦を繰り広げている、実に「さもしい」姿で。

北海道の西興部村が5日の午後2時に全国一番で振り込みで給付!と伝わると青森の西目屋(にしめや)村が正午に現金で給付と決めた。
日本一番が何の価値があるかは知らないがマスコミの注目が集まると言う「さもしい」気持ちには違いない。
職員の時間外手当まで支払って間に合わせる価値とは思えないのだが・・・。

すると今度は一番最初に受け取った人はと報道が流れた。
午前9時30分から並んで受け取った農家の夫婦だそうだが、こんなことに一番を競わせる事やニュースにすることにどんな価値があるのだろうか。
おそらく大事なニュースを一本はずしてまで放送するだろう事は想像できる。

数日前の28日、全国ニュースにサッカーの高原選手、交通事故で自転車の男性に怪我をさせたと一方的に報じて終わった。
よっぽど高原選手が悪いのだろうと思っていたら、後で自転車の24才男性が一時停止をせず交差点に飛び出してきたらしい。
人を殺傷する能力の高いほうがどんな時にも悪いと言うのが今までだったが、無謀運転の自転車に対し最近はこんな時に罰するべきだと少しづつであるが考えが変わってきている、「高原悪くないよ」、と思った。
ネームバリューで他のニュースを押しのけて入ってきたのは間違いないだろう。視聴率を考えるのではなく、価値のある報道をするべきではないかと思っていた矢先だった。

相変わらず街で給付金は受け取りますか?どう思いますか?とインタビューが続いている。「受け取りますよ、意味は無い」とカメラの前でしゃべっている。
それぞれの政党支持者によって答えが違ってくるのは素人でもわかる事なのに、「さもしい」ニュースのオンパレードに吐き気を通り越して悲しくさえ思えてきている。