地球をかすめた小惑星

2009.03.06 16:49:26

小惑星2009DD45が3月2日午後10時44分地球をかすめていった。
地球との距離6万6000キロ、静止衛星が3万キロ上空、月との距離が38万キロの宇宙で、いかに近いところを通ったかが解る。

この小惑星の大きさは直系30~50Mで1908年6月30日にシベリア上空で大爆発を起こした彗星(すいせい)もしくは小惑星とされるものと同規模だとみられている。この大爆発では、周囲2000平方キロメートルにわたり樹木8000万本がなぎ倒された。

今回もし同じようなことになればオーストラリア上空から南太平洋諸島が危なかったらしいが、海にでも落ちれば大津波が起こっていただろう。

何も起こらなかったことは幸いとしても、実は問題がある。
この小惑星が発見された日にちが日本時間2月28日だったことだ。
発見から通過まで僅か2日か3日しかなかった事はもし衝突していたら、世界規模ではないにしても万事休すと言うことだろう。

直系数キロの彗星だと数年前から予測がされるが、この規模の小惑星だと発見が難しいと言うことが判ったわけだ。

今この時間にも密かに地球に近づく小惑星があるのかもしれない。
今日できる事はやってしまいましょう!悔いを残さないためにも!