作家 田村喜子 さん
2012.03.29 17:10:04
私の書棚には作家田村喜子さんのサイン入りの本が9冊並んでいる。
「むろまち」「むろまち改訂版」「京都インクライン物語」「北海道浪漫鉄道物語」
「道の駅めぐり」「土木のこころ」「野洲川物語」「小樽運河ものがたり 」そして
「余部鉄橋物語」だ。
田村喜子先生が亡くなったという報に触れて、実は驚いた!
一昨年の12月、癌の手術のあと病院に見舞いに行った時は元気で、
彼女はてっきり快方に向かっていると思っていたし、
去年の夏は元気に北海道旅行にも来ていて一緒にお酒を飲んでいた。
彼女の書いた詞で僕が歌った曲は「カムイ伝説」・「ヤポンスキジュラウリ(丹頂鶴)」
の2曲がある。また「生保内川恋歌」では作詞を監修してもらった。
彼女の遺作となった「余部(あまるべ)鉄橋物語」(新潮社)を書いている時に
体の異変に気がついたらしいが、書きおえるまでは病院に行かなかったそうだ。
病院で、本人は「最後の作品になると思ったので、書き終えると同時に
ペンを握りながら絶えるのが本望なのに死ねなかった」と言っていた。
息子さんから話を聞くと、
実は癌は他にも広がっており、本人の希望で延命治療を拒否して
痛みだけ取り除く処置を選び、身内だけで秘めて、
去年最後の旅行に出かけたと言うことだった。
本当に騙された。お酒を皆で楽しんだし、辛い顔も見せなかったし・・・!
79歳、の見事な最後だった。
明日、生前の本人が仕切った本葬が東京で行われる。
遠い人がいるから、すぐに駆けつけるような迷惑をかけないように
「出来れば恵介に一曲歌うように」との!
*2009年12月7日「小樽運河物語」出版のときもブログに書きました。
「むろまち」「むろまち改訂版」「京都インクライン物語」「北海道浪漫鉄道物語」
「道の駅めぐり」「土木のこころ」「野洲川物語」「小樽運河ものがたり 」そして
「余部鉄橋物語」だ。
田村喜子先生が亡くなったという報に触れて、実は驚いた!
一昨年の12月、癌の手術のあと病院に見舞いに行った時は元気で、
彼女はてっきり快方に向かっていると思っていたし、
去年の夏は元気に北海道旅行にも来ていて一緒にお酒を飲んでいた。
彼女の書いた詞で僕が歌った曲は「カムイ伝説」・「ヤポンスキジュラウリ(丹頂鶴)」
の2曲がある。また「生保内川恋歌」では作詞を監修してもらった。
彼女の遺作となった「余部(あまるべ)鉄橋物語」(新潮社)を書いている時に
体の異変に気がついたらしいが、書きおえるまでは病院に行かなかったそうだ。
病院で、本人は「最後の作品になると思ったので、書き終えると同時に
ペンを握りながら絶えるのが本望なのに死ねなかった」と言っていた。
息子さんから話を聞くと、
実は癌は他にも広がっており、本人の希望で延命治療を拒否して
痛みだけ取り除く処置を選び、身内だけで秘めて、
去年最後の旅行に出かけたと言うことだった。
本当に騙された。お酒を皆で楽しんだし、辛い顔も見せなかったし・・・!
79歳、の見事な最後だった。
明日、生前の本人が仕切った本葬が東京で行われる。
遠い人がいるから、すぐに駆けつけるような迷惑をかけないように
「出来れば恵介に一曲歌うように」との!
*2009年12月7日「小樽運河物語」出版のときもブログに書きました。