人類の歴史

2009.04.02 17:31:20

倉本聡の企画した富良野の森林再生プロジェクトの公園に48億年の地球の歩みの道がある。480Mの道で10Mを一億年に表した道のことだ。

長い道のりで最後の6m50cmのところで恐竜が滅亡し、哺乳類が登場する。
人類が登場するのは残り10cmの百万年前だと言われている。

前にアルプスのアイスマンの事を書いたが、研究によると「5300年前の人間が怪我を治すためにくすりを使ったり水草で作った包帯を巻いていた」と書いた0.5mmの昔の事だ。

おととい5.3cm前に面白い発見があった。
53万年前の人類が脳障害時の子供を大事に育てていたと発表されたのだ。
頭蓋骨の縫い目のような場所の発達が出来ずに早期に固まってしまうために、脳の発達が阻害されてしまった子供が10歳まで生きていた痕跡の頭蓋骨が見つかったと言うのだ。
他の哺乳動物やイヌイットの歴史から、今まで障害者は放置されるか殺されていたといのが定説だったのだ。

今回の2001年スペインで見つかったホモ・ハイデルベルゲンシス化石は、ネアンデルタール人の直接の祖先と考えられている初期人類だ。

人類がこのような子供を教会などで保護したのは最近の中世の時代だ、それも少数だ!。
化石として発見された子どもは奇形があったにもかかわらず、中世の子どもと同じように世話を受けていたことが判明した事になる。

53万年前の人類のほうが平気で子供を捨てる現代の人類より「優しかった」と言えるかもしれない。