デザイン、スキームについて

2010.11.12 4:17:34

今日は、ドイツに来て、一番刺激のある日でした。
昔、働いていた会社に面談行ったときと似たような雰囲気はありました。

ドイツで、VCA(ビジュアルコミュニケーションエージェンシー)と謳う企業でした。
基本的に、映像、写真、デザイン、ブランディング、アプリケーション開発、広告を手がけているそうです。
広告代理店とは言われたくないと、一種のプライドを持っていました。
たとえばクライアントにパワーポイントで500枚の資料やパンフを作ってくれと言われる仕事があるとする、バジェットは良いかもしれないが、私たちはその仕事は請けません。そんなのは他のエージェンシーに任せます。
私たちが、行うすべての仕事は、バジェットの良し悪しではなく、如何にクリエイティブな作品を作り上げるかです。そのために、いい人材を集め、ひとつのプロジェクトを成功させるかが、私たちにとっての仕事なんです。と厚く語ってくれた。

ビジュアルコミュニケーションは、視覚分野のクリエーターの原点ですね。

単発の人間は何かに特化して仕事をこなすのが当然です。マルチにできますという人は、大抵普通です。たとえば、各分野のスタッフが、アイデアをシェアできるためには、ある程度の知識を盛っていないと、そのアイデアに対して蔑ろになり、本当のシェアにならないような気がする。視覚系分野の表現は、共同体なので、伝達方法を最大限に発揮するには、ひとつのものが掛けていると良いものはできないと思う。

あと、話はぶっ飛んで、
日本とドイツでの制作料金形態はどうなのか?
ドイツはVATが19%なので、料金はそれを盛り込んだ計算をしないといけないですが、
比較的、日本と変わらないような気がしますが、深い意味で、ストリクトレベルは、ドイツが上です。

労働形態はどうなのか?
基本的に日本と同じです。正社員、フリーランサー(人材派遣的な要素も含む)
プロジェクトによっての振り分け方法も一緒です。
フリーランサーは、日本と同じく時給計算ですが、ちょっと違います。
たとえば、日本では、時給1200円だとして、ひとつのプロジェクトに対する料金は、8時間なので、9600円ですとなる。ドイツの場合、時給4000円という設定で、2.5時間、10000円となります。さて、どっちが良いでしょう!?笑
もちろん2.5時間では、出来る人も要れば、出来ない人もいます。出来なくても、2.5時間分の料金です。あとは、家でも、会社にでも残業してやってくださいとなります。
まあ、そうすることで、タラタラやる人間はいなくなりますね。
私もそれは、同感です。

結論から言うと、全体的にほぼ同じ。
会社によって多少差があるが、深い意味、彼らは仕事の楽しさを熟知している。