大滝秀治

2011.10.25 18:39:09

文化功労賞に大滝秀治さんが受賞した。

彼とお会いしたのは私がデビューした1975年の年だった。
倉本聡が北海道に住むきっかけになったとも言える代表作「うちのホンカン」の主題歌を唄うことになり、北海道放送の東京支店に挨拶に行ったときだった。
ドラマに先駆けて台本読みをしていた。

テレビドラマの主演としてはじめての作品だったらしい。
東芝日曜劇場のドラマとして1975年(昭和50年)から1981年(昭和56年)にかけて放送され、地方の巡査を演じた『うちのホンカン』の第1作は第23回日本民間放送連盟賞最優秀賞を受賞した。

ビデオでも発売されている。
レンタルでも借りられるかもしれないので見てない人はどうぞ。

うちのホンカン031web.jpg

私の名前が出ているところをアップで!

うちのホンカン031-1web.jpg

今86歳だとか、このときはまだ40代だったんだ!
役柄は50代半ば、定年間近かで、そのように見えました。

うちのホンカン033web.jpg

2回目の放送で最後に主題歌をドラマの最後で歌わせてもらった。
ロケ地は北海道支笏湖。

朝、起きるとロビーでは大滝秀治さんがもう警察官の衣装を着て新聞を読んでいた。
挨拶をすると、敬礼をして「おはようございます」と返ってきた。
冗談か?と思ったら、「彼はいつも役作りでその日は朝から役になりきっているんだよ」とスタッフに教えられた。

朝ごはんの時、奥さん役の八千草薫、娘役の仁科明子、まるで家族のように会話をしていたことを思い出す。

おめでとうございました!大滝さん。