JAL

2010.01.12 21:40:34

とうとう会社更生法を適用するという。
どうやらJAL株は紙くずになるかも、と言われている。

去年の秋、友人が100円近くに落ちた時に今が買いといっていたが本当に買っていたら大損だろう。怖くて聞くことが出来ないが。

まさかこんなにも悪かったとは誰も想像できなかったし、どこかで政府が助けるとみんな思っていた。

日本航空には昔から悪いうわさが付きまとっていた。

また国土交通省のお抱え航空会社だからつぶれることはない!とも言われてきた。

実際、昔から社長は天下りを迎え入れてきた。
会社からの生え抜きが社長になることはずいぶん最近のことではなかったか。

またジャパンエアーシステムと合併したときも、会社内会社と言われて、まったく統合はしていないと言われた。

あくまでもうわさだが、旧日本航空は国際線を担当し、JASは国内線を担当しスタッフは混ざることがなく、別々の組合、別々の給与体系があると言われていた。
事実労働組合は7団体に分かれていて、要求は安全運行を楯に旧国鉄みたいな、たとえば機長はハイヤー往復とか、赤字でも譲らなかったとか。

また、契約社員や派遣社員にどんどんシフトさせ同じ客室乗務員でも社員との差は二倍以上との話も聞く。
組合員が守られていると言う仕組みを作り続けてきた。
本当ならつぶれるべくしてつぶれたと言うことかも。

テロが横行して国際線が空っぽの状態が長い間続いたときも、旧日本航空の社員はリストラされることなく赤字を垂れ流してきた。

国土交通省の責任もあるが、国民につけを回せなくなった今、再出発は仕方がないのかもしれない。

そして若い現役の安給与の社員がいちばんかわいそうかもしれない、約9000人いると言われる高給取りだったOBに第一の責任があることに間違いはないだろう。

こんな時に労働組合がひとつにまとまったと言う話を聞かない。

友人がたくさんいる立場でこんなことは言いたくないのだが、立派に再生して欲しい。