定額給付金Ⅲ

2009.03.02 20:45:57

国会では予算関連法案が衆議院での再可決、予算案の可決という具合でいよいよ「定額給付金」もめでたく(笑)もらえそうな按排になった。
考えるに与野党とマスコミの最高の餌食になった法案だった。

今日のニュースで「麻生首相がもらうと表明」と出てたが、マスコミの主導だったことが伺われる報道だ。

順序を追って考えれば誰がこんなに大きな問題にしたのかがわかる。
そもそも
今年の春からのオイルダラーによる先物取引による石油の高騰から事件は始まっていた。
石油の高騰はとうもろこし相場にも影響を与え、飼料が高騰、人間の食料が高騰した。
日本でも酪農家、漁業者、運送業の問題と発展し、やがて低所得者の生活を救えと政治化していった。
自民党が減税案と給付金の間で公明党の定額給付金案を実施と決着、この時の麻生発言が「高額所得者はなるべくご辞退を、さもしい」だった。
これはある意味、マスコミや野党からの「所得の高い金持ちにも配るのはおかしい!」に対して発せられたものだった。

ここで急にサブプライム問題、リーマンショック、自動車問題が起こる。
定額給付金は景気対策の意味合いを持ってきた。

そこで再び総理「もらうのですか」と来る。
世の中は大至急の景気対策を求めているのに、争う材料見つけたり!と噛み付いたのだ、これもまたマスコミ主導だった。

その場その場の一言では一瞬そうかな、と思うように大衆を煽るのがマスコミだ。
小さいことにはつべこべ言わず将来の大局に思いをはせれば、争う暇はないと一喝すればいいのに。
たぶん国民を先導し国民の声とすることに何よりも喜びを感じている、将来の日本はどうでも良いと考えるのは政治家だけではなくマスコミよあなたが一番「さもしい」!と思えるのだ。

麻生総理の「さもしい」の一言が餌食になった、これが真相だと理解できる。
それにしても馬鹿な一言を言ったものだ、「一言多い」は命取りになる。
これから静かにしよう、私も!

さもしい・・・・(品性がない、下品)