小室詐欺事件

2008.11.04 17:25:00

今日のニュースはびっくりしたと共に何故と思った人が多かったと思う。
実は私は別の意味でびっくりしていた。

2ヶ月ほど前、小室グループが札幌にディスコをオープンしたい、ススキノのアドバイスをといわれたことがあったからだ。

小室に関しては最近あまり良いうわさを聞かなかったし、今さら飲食店でもないでしょうと思っていたので信用するといっても、名前を貸すぐらいの小銭を稼ぐ営業的なものかなと思っていた。
ところがオノヨーコもかかわっていると話が大きくなってきたので、まずはおとなしく話を聞いた。

小室は1994.5年ごろは飛ぶ鳥を落とす全国の所得番付の4位だった。
オリコンの1位から5位まで小室ファミリーが占めたことがあった。
1999年HBCラジオで私がやっていた番組でもまだかなりの影響は残っていたものの、少しづつミーシャや宇多田ヒカルが台頭すると、小室の楽曲は少しづつ色あせてきた。

ちょうどその頃ホンコンでアジアのJポップを目指した鳴り物入りの音楽会社を作り、わずか1年で70億とも言われている損失を出した。
ちょうどその頃、エイペックスが傾いたり、音楽業界の再編問題が起こり、結局大手の東芝・ソニー・ユニバーサルなどの堅実なところしか残らなくなった。
小室個人でも大分トリニータの7000万不払い問題や離婚などの事件や問題はいかにも取り巻きが悪く、本人が裸の王様であることを物語っていた。

先月、そのグループが札幌にやってきてお会いした。
結論から言うとみんな小室の被害者になるところ、(被害者になっているかも?)ということだ。
小室がプロデュースする背後にオノヨーコ(実際はありえない)といえば誰でも凄いと思う話なのだ。(本当にそうでもつかまってしまったら、価値が無くなり被害となる。)

仲介者がいて、資金を出す会社があり、札幌の不動産会社があり、設計者がいた(友人、幸い被害は受けていなかった)。

その話が頓挫するかどうかはわからないが、少なくとも仲介者ははずされるかも知れない。
業界で有名な人間はこれほどの影響力を及ぼす、時には本人の知らないところで詐欺事件を引き起こすのだ。

小室は大金を掴み過ぎたのだろう。
大勢のハイエナにみんな持っていかれた、もちろん本人の問題が一番なのだが。
かわいそうにと同情してしまう。

幸いというか、私にはそんな話はぜんぜん来ませんが!
別の意味で同情してほしいものだ!