銀杏

2008.11.15 9:13:39

札幌に来週、本格的な雪が降ると天気予報が告げている。
游北眠のお客さんからすぎ去る秋を惜しむように小春日和の話が続いていた。

「旭川の向こうの黒岳に行ってきたよ、山の上はもう真冬だったけど途中の景色は良かったね。」
「今日は暖かくて良かったよ、こんな日は今年最後かな」
「週末はタイヤ交換しなきゃ、来週は雪だってさ」

面白い話が出てきた。
家族3人で銀杏を拾いに行った話だ。

天気も良いから拾いに行こうと公園に出かけたそうだ。
昔フランク永井が「公園の手品師」という唄を歌っていたぐらいだから、イチョウの木はいたるところにある。
「イチョウは手品師老いたピエロ」と歌詞がついてるが、あっという間に黄色く変わる姿を手品のようだと表現したのだろう、あの黄色は特別の色だ!

午後に出かけたら、どのイチョウの木の下にも銀杏は落ちていなかった。
「考えてみたら、朝早くおじいちゃんおばあちゃんの散歩のついでにみんな持っていかれちゃったんだわ。」
子供が楽しみにしてたので、「これじゃカワイそうだから北大のイチョウ並木にでも行くか。」
そんな話しをしながら車で移動していた時に、前方にかがんでビニール袋を持っている人が立ち上がったのが見えたんだと。
上を見たらイチョウの木。
「あった!」とその人が立ち去るのを確認して急いで車を止め、駆けつけた。
ところがどこにも銀杏らしいものはなかった。
子供が「お父さん、これ何!」と叫んだ。
よーく見ると、犬の糞らしき物をすくった後が残っていた・・・、そういえば犬つれていたよ。

勘違いしたんだな!おなかを抱えて笑った。

くさい話の勘違いした!といえば昔私にもある。

確か秋葉原のデパートであわててトイレに駆け込んだ。
中に飛び込むと、女子トイレだった。
うそ!ちゃんと確認したのに・・ともう一度トイレの扉を見たら・・・。

「オス」と大きく書いてあった、やっぱり間違ってなかったでしょう。
ジャンジャン・・!
これほんとの話だよ!何も考えずに急いでいたんだよ。