大相撲八百長事件

2008.12.02 14:05:24

若の鵬の「八百長告白」は嘘だった!、X氏の存在を示唆し茶番劇になりつつある。

週刊誌がこれだけいい加減に事件をでっち上げ、TVの番組が取り上げ更に話題を盛り上げると言う図式が今までにどれだけあっただろうか。
これ幸いにと、怪しい人間がコメントをして更に事件が続く、と言うのも慣れてきた。

一度裏側を聞いたことが在ったが、週刊誌の取材は周到だそうだ。
「こんなことがあるそうですが、あなたはどう思いますか?」
と聞く、仮に「彼にはありそうなことだね!」と答えると、
記事の中身は、「彼を良く知るY氏は周辺ではみんなうわさをしてる」となるらしい。
自分でネタを聞かせて、他人の責任にして記事にするのだ!

「北の湖が八百長」と見出しが躍ったことがあった。
理事長時代の事件で批判の対象になったのは記憶に新しい。
しかしいつの間にか、現役時代の相撲まで一緒に悪者扱いするのはどうかと思っていた。

横綱時代、よく蔵前国技館(当時は)に応援に行った。
ところが千秋楽、ことごとく負けた試合しか記憶にないほどだ。
後で怒って聞くと、「そんなに勝てるもんじゃない、相手も必死だし」と答えた。
一番一番の勝負に本当に真剣だったことを思い出す。
少なくとも、「彼に八百長は無縁なのだと周辺は知っている」のだ。

相撲にとって元来大関が最高位である。
江戸時代誰よりも強かった雷電は、結構事件を起こした理由でとうとう大関どまりだった、心技体がそろっていないと言う理由だ。
横綱は神様を守る役目の最高位に与えられる、神職だったのだ。
興行的には難しいが、もう一度横綱の基準を厳しくするのも手ではないだろうか。

今回の九州場所、客席はガラガラだった。
外国人力士の活躍など問題はたぶんたくさんあるだろう。
もう一度大相撲が人気を取り戻すように願ってやまない。



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横綱北の湖(5月16日生)とデビュー当時の私(5月24日生)の誕生会