秋田県警のあきれた言い訳

2011.01.08 22:30:14

秋田市の津谷裕貴弁護士が11月6日、自宅で殺害された事件で、現場に駆けつけた秋田県警の警察官2人を東京の弁護士が業務上過失致死容疑で秋田地検に告発したそうだ。

県警の発表では、警察官に落ち度はなかったと一貫して弁明しているが、当時現場にいた津谷さんの妻は「警察官はどちらが犯人かを尋ねず、2人で夫の両腕を押さえてなかなか放さなかった」と主張、あまりにも自己弁護の見解に怒りさえ覚えると記者会見していた。

事実を知るものは犯人・奥様・そして警察官の4人だ。

どうやら、最初の経過を発表した時、妻が何も反論しなかったことを良いことにうそにうそを重ねて後戻りできないところまで言ってしまったと思われる節がある。

事実が明らかになれば、警察官の誤認が原因で防げた殺人まで起こさせてしまったことになり、警察署そのものの責任問題まで発展する恐れを感じたのだろう。

妻いわく、殺害された後しばらくはショックでおまいりに来た警察も有る程度誤認を認めていたので黙っていたが、実際の発表があまりにもかけ離れてきたので記者発表をしたといっている。

弁護士が刺された場所は台所から出たところの廊下だった。
二人の警察官が弁護士の両手を抑えていてその時刺されたと証言した妻と、
妻の見えない廊下の2.3m行ったときだったと証言している警察官の証言が今のところ最大の立証可能な食い違いである。
秋田県警は血痕の場所の現場検証を捜査のためと言って明らかにするのを拒否しているのが現状だ。

誰がうそを言っているかははっきり言って歴然だ!
妻に嘘をつく理由と利益が見当たらないのに対して、警察官の方は県警トップまでの管理責任に及ぶのである。

大阪の特捜問題とたいした違いがないように思わないか。
公務員による隠蔽はもうこりごりである。
絶対に許してはならないのだ。