パリ

2009.04.21 14:10:25

フランス・パリの未来都市計画構想が最近発表され、4月30日からパリの展覧会で発表されるそうだ。
このパリ未来都市構想案はサルコジ・フランス大統領が昨年、パリの都市計画企業の有力10社に呼びかけ、2030年の近未来に世界で最もエコロジカルで持続可能な都市となれるプランを競わせた結果だそうだ。

温室や屋上庭園などで緑化した高層ビルが立ち並ぶパリ南東郊外の未来図でビルの電力源の一部は風力発電や太陽光発電でまかなわれ、市内へのアクセスには高速鉄道網が整備されグリーンパリが提案されている。

1950年代、近代の都市計画のモデルとなった都市改造もパリが行っている。
この時はナポレオン3世の構想に沿って1870年代まで現在世界の首都と呼ばれた街並みを作っている。

このような改造を国のトップが率先して能力のある建築家集団に依頼することが出来るのが素晴らしい。
日本でもコンペなど行うが、それはあくまでも一つの建物や地域に限定されることが多い。又市の都市計画課が地図の上で法律上の制約をつけたりはずしたりしながら(高さ制限や都市化制限)、一般に目の見えないところでいつの間にかそうなってしまった的なことが多い、結局未来が見えないまま、個人の家が乱雑に建っていく。

昔、全国一律に60平米以内と決められた住宅金融公庫制度などが最たる悪法だった。
土地の高い安いに関わらず東京から稚内の先まで同じ大きさの家が建つことになった。

私の住む札幌でもまったく未来が見えてこない、道路の拡張など収用が必要な計画は解るのだが、単なる200万人構想だけでなく、観光客に2泊以上してもらう為には、とか札幌の色を決めて屋根や壁にその色を使うと10%固定資産税から援助するとか。

私の言っていることも小さすぎてくだらないか!パリに見習え!