中川昭一事件

2009.02.24 19:06:50

あれから一週間以上過ぎても相変わらず中川昭一をボコボコにするマスコミの会は止まらない。今日はオスカー一色に染まったのでネタが見つかったので一瞬静かになったようだ。

確かに結果から見ると中川昭一の事件はお粗末極まりないことには違いない、そして笑ってしまう映像に違いないし日本の重要閣僚として許されない事をしたのは間違いない。私も「オ・バ・マ・・・」と物まねをして笑った1人だ。

だからと言ってTVが面白おかしく遊び半分にあれほどまでスピーカー効果のように報道を繰り返して良いものだろうかと思わずにいられないのだ。
彼が閣僚を辞めるまで・・、ではなかったろうかと思う。

今のこの日本は反省と再出発を許さない土壌が育ってしまったとしか思われない。
と言うのは、最初は「こんな事をしたのか」と言う事実の報道。次は「こんな事をしたのだからこうしなければ」の意見報道。その後は「トータルでこんな事をしたのだから政治はこうなった、こうでなければならない」の検証報道、までだと思うのだ。

それ以上はただ面白おかしく徹底的に人間をつぶしていくため、殺人者までかばうマスコミなのに、抹殺行為ギリギリまで遊びに行く的な意味を感じてならないのだ。
私なら頭がおかしくなってしまいそうな、彼の父のDNAを考えたら自殺?まで恐れてしまったのだ。
議員辞職まで求めたいのかもしれないが、今回の一線がどこにあるかだけは決めて報道してもらいたいと思った。
日本人は何時からこんなに思いやりの無い人間になってしまったのだろうかとも感じた。

最後に私が思ったことは、裏で報道しているマスコミ関係者の姿が人間とは程遠いモンターの顔が見えてきたことだった。
あくまでも中川昭一をかばう気持ちも無い私でさえもそう思うと付け加えておきたい。