ボリビア

2015.02.20 15:18:43

先月南米ボリビア・コチャバンバまで行ってまいりましたので少しご紹介します
すでに帰国してから大分経ちましたが、密度の濃い充実した日々を体験させていただきました。今回招聘のお話をいただき、昨年夏頃から準備を進めてくださったマン・セスペ国立音楽院校長の藤井康一先生や、私を推薦してくださった高田元太郎先生にはほんとうに感謝です。

現地での私のお仕事は、アカデミアのギター科学生への技術チェック&プチレッスン、マスタークラス、基礎技術に関する講義、ギター指導法についてのアドヴァイス、コンサートに向けたアンサンブルレッスン、そして最後のコンサートです。
1週間朝から晩までスケジュールみっちりでしたので、自分の練習時間もなく少々不安になることもありましたが、それ以上に皆さんとのコミュニケーションが充実していて楽しい毎日でした。

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今回のセミナーに参加したギター科学生は在籍しているすべての生徒ではありませんが
初等科(小学生くらい)、中等科・高等科(中学生以上?)、そして7人の先生方、合わせると全部で50名ほどでしょうか。ひとりずつ演奏チェック、プチレッスンする時間が2回ずつあり、ひとり残らずアドヴァイスしたり質問を聞いたりすることができました。藤井先生がとても厳しいというのもありますが、皆さんほんとうに真面目で一生懸命勉強されている様子でした。

ちなみにアカデミアは全部で500名の生徒が在籍しています。ギターのほかにピアノ、歌、管・弦楽器などそれぞれ専攻しています。いつも生徒が溢れても、先生が足りなくて500名に絞っていたそうですが、今度の新学期からは600名に増やしたそうです。先生方、ますます忙しくなりますね・・日本で言うと専門学校の位置づけと思いますが、生徒さんたちはそれぞれ学校やお勤めが終わった後、午後3時~9時まで授業を受けに来るそうです。

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使用しているギターはYAMAHAのものやボリビアハカランダで作られたギターが多かったように思いますが、いろいろです。やはり手に入れられる範囲の安いギターを使っている子が多かったように思います。子どもたちの目が真剣で澄んでいますよ・・グッときます

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リマからボリビアのサンタクルスに向かう空から。
コチャバンバまでは日本からアメリカ経由で40時間ほどかかり、遠い遠い旅路でしたが、長い道中も楽しむことができました。日本からNY行きの便は787だったため、ほんとうに快適で最新の機内を楽しみました。なぜか同乗者は日本人はほとんどいなく中国人や韓国人ばかりでしたが、経由しているのか、ついでに日本に寄って遊んでいるのか、なのでしょうか・・

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サンタクルスの大聖堂。
サンタクルスはもともと木を切り開いてつくった街だそうで、大聖堂内部も存分にある木を有効に使ってデザインされていました。素敵でしたよ
藤井先生がなんとサンタクルスで待っていてくださり、コチャバンバまでの便を待つ間にサンタクルスを少し観光できたのです。藤井先生はお刺身用のマグロや日本の調味料などを購入していました。日本のものを扱うお店や良い魚を扱うお店はコチャバンバにはないので時々サンタクルスに買い出しに来られるそうです。
サンタクルスは気温20度強だったでしょうか。結構暑かったです。

コチャバンバは標高が2500mくらいだそうで、真夏でしたが雨期で夜に少し雨が降る日が続き、涼しくとても過ごしやすい気候でした。


(つづく)