コンクール

2013.05.05 23:36:47

昨日は第44回クラシカルギターコンクールを観戦しました。
と言っても2次予選は少ししか見られずだったのですが・・

年々若い人の参加率が増えているように思うのですが、
今年もほかのコンクールで賞を取っているような若い人が多かったように思います。
20歳前後の世代にとって、いまは混戦時代なのでしょうか・・
大変な時代とは思いますが、同世代の仲間がたくさんいて、私は羨ましく思う世代。

ということで、残念ながら本選に進めなかった皆さん、
コンクールですから・・もともと6、7人しか進めないのです。
再チャレンジするのなら、がんばってください


今日、勝間和代さんが「鍛錬でうまくなるものと、やり方を変えるとうまくなるものの二種類がある」と某所に書かれていました。(カツマーではないですが・・)
なんとなく練習して鍛錬することでうまくなることもありますが、
「仮説検証」をしないとダメな場合があるということ。
楽器は、特にコンクールを目指すのであれば特にそうです。

なぜうまくいかなかったのか、あらゆる理由を検証し、
練習の仕方を見直さなければなりません。

というわけで、昨日の私の分析は一部の人とシェアをしました。
応援しております


コンクールで賞をもらったら何が一番変わるのか・・
変わるものなどなにもないかもしれません。
狭い世界で多少の名は売れるかもしれません。
肩書きが多少長くなるかもしれません。
若い人にとって賞金の額は大きいのかもしれません。
特に国内コンクールの場合は、そんな程度。

ですが、最も変わるのは自分自身です。
コンクールは準備をする過程がもっとも大切です。
結果的に賞を取る人は、その前から「変化」しているのですね。
準備の段階から既に自信がついてきているのです。
それが賞をもらうことで確信に変わり、そのことで更に演奏も変わっていきます。

そしてもっと素敵なことは、
自分が変われば、まわりが変わるということです。
そして仕事もついてくる・・・かも(笑)。


演奏家という職業は、こうでなければならないということもなく、
「完璧な」プロというのもいないのかもしれません・・。
でもプロってどこかをなにかでカバーできる術を持っていて、
それがその人の魅力にもつながっているような気がします。
自分だけの術とセンスを磨いて、オリジナルの音楽道、ギタリスト像を築けると良いですね。
私も、、一生精進です・・・


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表彰式。第1位の菅沼聖隆くんが歩いている・・
武蔵野市民文化会館小ホール、ほんと良いホールです。

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2位受賞の宮下仁司くんと、表彰式終了後にお話したら、
まさかの・・日本語がカタコトでした・・
昨日一番おもしろかったこと(笑)

ほんと、人って直接話さないとわからない・・

お母様はタイ人、お父様が日本人だそうで、ご家族全員で駆けつけていました。
コブレンツで5ヵ月ケッペルさんに師事し、現在はタイ在住だそうで・・
まだ20歳、見事に音楽してました

このご家族を取り持った新井伴典さん御一行と流れで合流し、
この写真になりました


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昨日の月。
わかりにくい・・

未完成な三日月に惹かれます・・・