文化庁メディア芸術祭Ⅲ

2010.02.15 18:51:14

ちなみに

エンタメ部門大賞を受賞した作品がこれです。
『日々の音色』<mov1>

みんなが協力すればこんなことができるのか、と思わせてくれます。

http://plaza.bunka.go.jp/festival/2009/entertainment/001200/
こちらに受賞理由がありますが、そのまま引用します。


---
個々のグリッド内の映像は、Webカメラを使用した無編集の素人投稿映像のようだ。だが、それはリアリティを演出する作者の意図だ。見ている人はそれに騙され、いつものYouTubeの画像を見る気分になる。そこでグリッド間のインタラクションが発生したり、グリッドを越えて映像が移動したりするものだから、びっくりし次の展開に引きつけられる。すべては計算された演出によるものだが、その演出を実現するためのプランニングがすばらしい。各グリッドの映像がプラン通りになるように事前に緻密かつ膨大な準備をし、映像を収録するという作業を繰り返したはずだ。Webカメラの映像をただ集めただけに見えるというところが、この作品の完成度の高さを表している。さらに、グリッドを越えWebを越えて触れ合う人々という演出テーマが、曲のテーマと重なりあっている。映像作品としてすばらしいだけでなく、ミュージックビデオ本来の目的も達成されている。作者のプロとしての力量の高さが示された作品だ。
---


本当に完成度が高くて素晴らしいです、感激しました。
何事もそうですが、演出能力のある人を尊敬します。


私は『INFINITY』の洗練された美しさに魅了されてすっかり酔っています
http://www.kjpro.co.jp/blog/?uid=6&id=916