バッハは空気を読まなかった?Akademie Fur Alte Musik Berlin

2011.02.01 15:59:57

ベルリン古楽アカデミーオーケストラによる、J.S.バッハ「ブランデンブルク協奏曲」全曲演奏会を聞きにいったことを、思い出しました。
札幌はツアーの初日だったらしく、それは去年の2月の話であります。
一年て早いですね。
会場でトランペットプレイヤーさんに沢山遭遇した日でした。
古楽アカデミーですので、トランペットももちろん古楽器でした。


この日に生まれたいろんな不思議ポイントがあったので、そのあとにわかに「ハンパなオタク」になり、調べたりもしたのですけれども。
本とかCDとか後からどんどん買ったりもし、する機会があるかどうかは別として
「古楽を語れる人」
になろうと思っていたし、読んだし、聞いたけど、………それを今日見てみたらほとんど覚えていなかった。


学は成りがたし(笑)


昨日BSで東京公演のものが抜粋されて放送されていたのを見て
色々思い出したので、パンフレットを見直してみた……。

協奏曲の第五番はチェンバロがフューチャーされています。
ロマンヒンケの解説(古楽アカデミーCDパンフ)ものを、川井圭氏が和訳したものが掲載されていました。
・「初演はバッハ自身が弾いたことはほぼ間違いがない」
・「何度も重ねられたヴージョンの最終稿ではカデンツァの長さは三倍になった」
・「名人芸が披露される披露される感動的なこの曲は、作曲家自身の一種の自画像と考えてよいだろう」



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と書かれています。
私がこの曲を聞いたとき、率直な感想としては
チェンバロいくらなんでも、


その調子でそのカデンツァ、いくらスゴイとは言え長すぎるのでは…


と思ったのだ!


相手はその道を極めた古楽アカデミー様であり、バッハ様なので、
ケチをつけるわけにもいかず、つける自分が何様なのかという大きな疑問もあり(笑)、ジリジリした気持ちを味わったのでした……(笑)。


しかし別の解説ではこうも書かれていたのです。つづく。