ウペペサンケ山

2011.09.29 15:13:56

お墓参りの後、次の目的地ウペペサンケ山への登山口、管野温泉に向かった。
留真温泉にも寄ったので16:00を過ぎてしまった。

豊頃あたりで丹頂鶴の親子に出会った。

1.丹頂鶴1web.JPG

このあたりまで丹頂鶴が飛来するのはここ15年ほどだ。
一時期釧路湿原でしか見られなくなったが、保護したおかげで限られているが北海道の各地で目撃されてきたようだ。

管野温泉につくころにはすっかり暗くなってしまった。
と言っても温泉は現在営業はしていない。2度ほど来たがとてもいい温泉だったが・・・。
しかも!
道には登山口付近、通行止めの標識が!
どこまで行けるか、とりあえず行って見る事にした。
ここには然別野営地があるが、閉鎖中!登山口までさらに7kmほどあるのだが、1km行ったところで無理な状況になってしまった。
台風は相当被害を与えていたらしい。

仕方がなく糠平口から登る事を決意、引き返すことにした。18:00を回っていた。
しかし残念なことばかりではないたくさんの動物達が顔を見せてくれた。
エゾシカ、エゾタヌキ、キタキツネ、しかも最初の丹頂鶴まで皆夫婦と子供連れだった。
エゾシカは、両親が右と左に逃げたため子どもが一匹道路の真ん中に残ってしまった。
次のエゾタヌキは、3匹とも道路の真ん中でびっくりしてこちらを見つめたのが面白い顔だった。
キタキツネはさすがになれているようでびくともしない。
大丈夫!時速20kmも出していない。動物に会うためゆっくりと走っていたのだ。
後はヒグマに遭遇するだけだと楽しみにしたのだが・・・会えなかった。

やっと一枚撮れたこのキタキツネ、止まった車から逃げようとしない。
車のライトを利用して、道に落ちている蛾を食べているようなのだ。
「ちゃっかりキツネ」と命名した。

3.ちゃっかりキツネweb.jpg

さて糠平に抜けるには然別湖を通らなくてはならない。
然別温泉を抜けたところで再び通行止め・・・!
わずか15キロの距離を60km近く迂回しなければならなかった。
ようやく糠平に着いたのは20:30を過ぎていた。
キャンプの準備、食事を済ませると満天の星空が待っていた。

朝5:00野営地、糠平スキー場駐車場、人っ子ひとりいない場所でのキャンプだった。
景色がすばらしい!

4.糠平キャンプ地web.JPG

6:30 出発、糠平登山口を目指した。
30分で着くだろう。
ところが・・・!ここも通行止め。

覚悟を決めなくてはならない。
急に登る山を変えることは準備も含めて危険すぎる。
又、台風の影響は近辺の登山道にも被害を与えているような気がした。
よほどウペペサンケ山(1848m)には見放されたようだった。

去年三国峠から取ったウペペの写真を思い出した。
ウペペサンケ山と二ペソツ山(2012m)が見えている。

2.十勝 二ペソつからウペペ 4-1web.JPG

次回、必ず登るぞ!

あきらめて、林道遊びに切り替えた。
まずは、すぐ北にあるホロカダム湖に向かった。

5.ホロカダムweb.JPG

比較的綺麗な湖にびっくりした。
鴨が泳いでいた。

6.ホロカ カモweb.JPG

さらに奥に進むと東丸山(1666m)が見えてきた。
ここら辺の川原はいたるところに増水の痕跡が残されている。

7.東丸山web.JPG

川原に降りる道は完璧に切断されていた。

8.道が流されるweb.JPG

まだ午前9:00、十勝三叉からクマネシリか石狩岳の登山口まで行くことにした。