8月キャンプ

2011.08.04 23:32:24

しばらくぶりです。

今年の夏のキャンプは北海道日高管内様似町に決定しました。
山はアポイ岳に登ります。

この山は特殊でカンラン岩とハンレイ岩で出来ており植物はほとんどが固有種の山なのです。
特殊といったのは、日本はほとんどの山が火山で出来たのに対して北海道の日高山脈は大陸と大陸のぶつかり合いによって出来たため、マグマが直接頂上付近に露出しているのです。
しかも特にアポイ岳は深層マグマのため土壌が非常に珍しいという結果になったのですね。
ヨーロッパアルプスに似ているのです。
810mと低いにもかかわらず高山植物の宝庫なのです。

今週の日・月曜日、調査のために行ってきました。
行きたいなと思った方は参加してください。
ウエルカムですよ!

登山口からアポイ岳が見えていました。
これから登ります。

7 アポイ岳web.JPG

五合目まではなだらかですが距離があり時間がかかります普通なら1時間15分のところゆっくり写真を撮りながらですので2時間かかりました。
3合目付近ですが、大きな鐘があります。熊よけにガ~ンと叩いて登ります。

12 3合目登山道web.JPG

五合目で視界が広がります。
ここからは岩石と這い松、お花畑が始まります。

13 5合目避難小屋web.JPG

アポイハハコ キク科、別名タカネウスユキソウといいます。
アルプスのエーデルワイスと同系統です。
岩場のあちこちに咲いています。感激でした!

アポイハハコタカネウスユキソウ エーデルワイスweb.JPG

アポイマンテマ ナデシコ科、はじめて見る花でした。

アポイマンテマweb.JPG

イブキジャコウソウ しそ科 香辛料のタイムの仲間でものすごく良い香りがします。

イブキジャコウソウ 2web.JPG

エゾルリムラサキ ムラサキ科 一瞬忘れな草に見えるが良く見ると葉から色まで違う。道からはなかなか見つけられない今回やっと二株に会えました。感激でした。

エゾユリムラサキ2web.JPG

頂上はアポイの不思議といわれるほどタケカンバの林に覆われ眺めが良くありません。
ぎりぎりのところでアポイに連なる吉田岳、ピンネシリを撮りました。向こうに日高山脈が連なります。

20-2 9合目からピンネシリweb.JPG

アポイの不思議は普通樹林帯を抜けるとタケカンバ帯そして這い松帯お花畑となるのですがこの山は最後が逆転しているのです。多分どこにもないでしょう、こんな所は!

一緒に行きませんか?