今日、知り合いからこんなメールを受け取った。

『■お願い■

関西電力で働いている友達からのお願いなのですが、本日18時以降関東の電気の備蓄が底をつくらしく、中部電力や関西電力からも送電を行うらしいです。

北海道から電力は供給できるか北海道電力に電話で尋ねたところ
北海道電力と本州の電力会社は繋がっていて要請があれば北海道から送電する準備をしているそうです。

一人が少しの節電をするだけで、関東の方の携帯が充電を出来て情報を得たり、病院にいる方が医療機器を使えるようになり救われます！

こんな事位しか関西に住む僕達には、祈る以外の行動として出来ないです！

この〓を出来るだけ多くの方に送信をお願い致します！』

知人は善意で約20名に送ったようだった。

僕はやばいな～と思い、メールをまわさずに知人に意見を送った。

『・・さんへ、節電は誰もが出来る第一歩の協力です。
北電と東北、東京は協定を結んでいますから当然電気のやり取りをやっています。
ただ関西中部は60KHzのため簡単には繋げられないのです。
（せいぜい3箇所の変電所を通して100万キロワット）
ですので眉唾の情報が含まれています。
正確な情報に基づかないとせっかくのメールもチェーン化すると思います。
気を付けて下さい。
節電は当たり前にやるべき事ですからチェーンかは止めたほうがよいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　福沢』

すると知人からすぐ返信がきた。

『ご指摘、ありがとうございました。そうですよね、送信した後に気付きました。躍らされた自分に反省です．．．ご迷惑おかけしましたm(__)mありがとうございました(^O^)』

こうして私のところで止まることになったチェーンメールだが！

ふと恐ろしいなあと思った。
知人でさえ20人だ。
一回の転載メールで20ｘ20、2回目で400x400ではないだろうか、仮に全員が同じ事をしてという前提だが。

どうやらネットで調べると日本中に広がっているようだった。

節電は良いことだから何故と思うかもしれないが、これが日本中で何通送られているいるだろうか、被災地がつながりにくくなっていたことを思うと、とんでもないチェーンメールだったことに気づくだろう。

早速、被災者支援と名乗る電話詐欺が現れたそうだ！

どんな時にもふとどき物が潜んでいることに気をつけなければいけない。