ニセコの帰り

2009.10.30 21:13:06

次の日のニセコの朝は晴天で始まりました。
アンヌプリ・花園方面から積丹をゆっくり廻って帰ります。

60度ほど右回りの羊蹄山です。右肩が少し盛り上がっています。

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この道のコースはニセコ連峰の右側の道になります。
途中五色温泉やチセ温泉の近くを通り神仙沼湿原を通ります。
神仙沼湿原は昭和2年だったか、当時のボーイスカウト会長が訓練の場所としてニセコを選び、道無き山に分け入って偶然発見したそうで、「仙人か神が遊ぶ沼と伝えたことから『神仙沼』と名付けたそうです。

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湿原の途中の小島に一本の松を見つけました。小さな3mぐらいの島です。

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道路の途中にニセコのキタキツネが出てきました。
今年の夏、占冠で会った狐と比べると美男美女の雰囲気でした。
しかもとても人懐っこくて一度車を止めると近寄ってきて、少し車を動かしてもついてくるのです。

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そしてとうとう3匹に取り囲まれてしまいました。
しかも私を争ってけんかする始末です。
よっぽどおいしいもの配ってくれる観光客に見えたのでしょう。
でも残念ながら、何一つあげるものを持っていなかったのです。
「エサをあげないで下さい」といわれても、観光客が与えている証拠でもありました。

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泊まりから積丹半島を回って帰るとき神威岬からの眺めです、逆光でしたがきれいな風景が広がりました。

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うに丼を食べようと店に入ると、「今はやってません、8月までです、ここらのウニ漁は、わざわざ市場から買ってよその産地のウニは売らないのです」といわれ、感心しました。
日本海側の海岸は硬い地層が重なって出来た岩場なのでしょう面白い風化した形のモニュメントがたくさんありました。
私には「たつのおとしご」に見えましたが、他にも見えるような気がします。

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札幌に帰る前、久しぶりに小樽の「北一ガラス」によってコーヒーを飲みました。
あらためて感心しました、ここに写っているランプ、上からぶら下がっているシャンデリア、壁明かり、テーブル明かり、ざっと200以上あるのでしょうか、すべて本物のアルコールランプなのでした、なんと贅沢な空間でしょうか。
電気のなかった昔、ランプを毎日掃除してピカピカにする仕事を子供たちがやっていた、と聞いたことがあります。
ここのランプはどうやって、何人がかりで磨いているんだろう?アルコールは一日どれくらい消費するんだろう?そんなことばかり考えて、ピアノの生演奏はそっちのけでした。(笑)

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