丸井デパートの民事再生

2009.01.29 18:11:17

北海道の新聞にトップニュースで出ていた見出しが「丸井今井が民事再生法申請」だった。
1872年(明治5年)創業で北海道一の売上を誇っていた。
1997年の拓銀破綻をきっかけに放漫経営の創業者一族が追い出され、その後の別会社設立、伊勢丹との提携と手を打ってきたがここに来ての消費の落ち込みで万事休すとなった。

1899年(明治34年)、石川県から旭川に来ていた祖父が赴任先の富良野、落合で山林事務所を作っている間の2年間、札幌まで来ていた祖母がわらじを脱いでいたと聞いたことがあった。
「それはそれは大店の総合デパートだった」と聞いている。

1907年(明治42年)開通と同時に十勝の浦幌町に移ったが、その間札幌・旭川・落合と北海道を転々としていたことになる。

祖母が最初の場所を丸井さんと言っていたが誇りでもあったろうと推察される。
その後の浦幌で福沢商店として丸井のミニチア盤をしていたことを思うと、その修行もかねていたのだろう。

時代がかわるのは仕方が無いことだが、早すぎはしないだろうか。
嫌な時代になった。