ツヨシ・ピリカ

2008.11.29 13:43:19

札幌・円山動物園からホッキョクグマが釧路と帯広の動物園に婿入りしたのに実はメスだった。名前まで強そうにツヨシ・ピリカと名付けていた。

10歳の女の子がお母さんに質問したそうだ。
「どうして間違ったの?ホッキョクグマにはオチンチンはないの?」
子供の疑問は時として大人を困らせることが多い。
「人間ならまだしも熊の事は誰も知らない、大人だってどうして?と思っているのに」
「本当はどうなの?誰かに聞いてあげると答えてしまったから」と質問された。
「そんなこと知るかよ!動物園の専門家だってわからなかったのに」(笑)。
「身近な犬や猫なら調べたことがある、でもそのときはちゃんと付いていたもの」
しょうがないから想像を交えて答えてしまった。

「ホッキョクグマは極寒の動物だ!お腹の果てまで白い毛で覆われている、しかも赤ん坊の時は暖かい地方の人間と違って保護するために極端に引っ込んでいる、白い毛の生え方がちょうどその部分で盛り上がっていたんじゃないか?しかも双子で同じ生え方をしていたんだと思うよ」
説明になってない想像の話で「なるほど!」とみんな納得した。

動物園は「ごめんなさい、今度はDNAで」なんて謝っている場合じゃない、親子の信頼関係のためにもちゃんと世の大人と子供に説明責任をはたしてほしい、困るじゃないか!

「ホッキョクグマの母親は生んだ時にもう知っていたんだろうなあー、じゃどうやって」と思いながら不思議な気持ちになった。
動物の生態はまだまだ解らないことばかりだ、ましてや人間の男と女の生態すらわからない事だらけだというのに。