ハンド「Prayer」と啼鵬編曲作品

2015.11.02 0:54:38

アルバム『リュクス』に収録しましたフレデリック・ハンド氏の「Prayer」(祈り)の譜面ですが、こちらのサイトにて入手できます。

https://modernworksmusicpublishing.com/store/945

こちらのサイトにて「Prayer」のデュオ版も含め、ほかのオリジナル作品も今後入手可能にしていくそうです。


ハンド氏は「Prayer」「Trilogy」についてこのように語っていました。
~多くの作曲家が想像したことを書き留めているように、時々ポップスのような音楽は自然に浮かんでくる。「祈り」はそのような楽曲です。最後の音を書き終えてすぐに、直感的にこの曲は祈りのようだと頭に浮かんだ。そしてこの音楽はとても好きな作曲家であるバッハの影響を受けているということも感じた。それで私はこの曲をバッハに捧げることにした。~

~「Trilogy」はDave Brubeck, Bill Evans and Keith Jarrettに影響を受けている。20代の頃はよく徹夜で作曲をしていて、その頃に書いた作品だ。インプロヴィゼーションを書き留めたり、物語をつくる手法でストーリーをつなげていったりした結果、凝縮した音楽が完成した。~

~私の音楽の原点はセゴビアが弾いているクラシックギターのレパートリーだ。10代の頃はジュリアン・ブリームがとても好きだった。そのなかには現代曲と同じくらいリュートのための古楽(ルネッサンス音楽)も含まれる。
10代の頃、2人のとても親しい音楽家がいた。1人はジャズピアノを弾く人で、彼を通してMiles Davis, Bill Evans, Keith Jarrett, John Coltraneなどの多くの有名ジャズプレイヤーの音楽に触れることになった。もうひとりの友人は、Monteverdi, Purcell, Bach, Brahms, Ravel, Debussy, Vaughn Williams, Copeland, Bernstein, Stravinsky, Samuel Barber など多くの音楽を紹介してくれた。

私の音楽はこれらすべての影響が有機的に融合して生まれている。決して意識的にそれらの違う素材を合体させようとはしていない。私の作品は、私の人生の経験から生み出されたものなのだと証明してくれている。~



また、啼鵬氏にアレンジしていただいた「Lullaby of Birdland」と「My Favorite Things」ですが、
現代ギター誌1月号にて掲載される予定です
ぜひ楽しみにしていてください!
予定変更の場合はまた告知させていただきます。