昨日は横浜市の倉田コミュニティハウスさんで企画していただいたコンサートでした。
無料で地域の方々に開放しているコンサートです。昭和音楽大学でクラシックギターを専攻する皆さんとのジョイントをしました。
このコミュニティハウスは完全防音の音楽室などもあり、毎日地域の方々が利用されているそうです。昨日は天気も良く100名くらいの方が来てくださったそうで、コミュニティ広場である会場は満員でした。


プログラムは偶然ですが、バラエティに富んだものとなり、
クラシックギターの魅力を感じていただくにはとてもよかったのではと思います。

P.Bellinati『ジョンゴ』                 (Axis Duo)
横尾幸弘『埴生の宿の主題による変奏曲』 （河野智美）
J.S.Bach『リュート組曲第4番BWV1006よりプレリュード』（田中春彦）
J.K.Mertz『ハンガリー幻想曲』          （門馬由哉）
M.C.Tedesco『ソナタより第1楽章』       （吉村太志）
E.Morricone『ニューシネマパラダイス』   (Axis Duo)
C.Corea～高田元太郎編『スペイン』 　　　(Axis Duo)
A.Borodin『ダッタン人の踊り』           (5人で）





門馬由哉＆吉村太志のAxis Duo。
彼らはもうプロですね。良いところもまだまだなところも全部自分たちのキャラ、スタイルとして観客を引き付けていました。何よりも普段からの二人の仲の良さ、演奏を楽しんでいる様子がそのままお客様に伝わっていたように思います。その親しみやすさでまたファンを増やしていたと思いますよ




田中春彦くん。緊張していたようですが、バッハの難曲を最後まで落ち着いて聴かせて、踏ん張っていました。100名のお客様の前で演奏して、また刺激されたと思います。いつもとても勉強熱心で知識も豊富です。彼は最後の1年、音大の授業も意欲的に勉強しているようです。「弾きたい」という熱心な気持ちが伝わっていたと思います。
主催の館長さんが「バッハ良かった～」と言って下さっていましたよ




それぞれのソロ、Axis Duoの後は、最後に5重奏。
カルテット用にアレンジされた『ダッタン人の踊り』です。（私の趣味）
10分越えの大曲ですが、昨年から勉強していることもあり、皆楽しんでできたのではないかと思います。楽しかったですよ～。
アンコールは皆さんがやりたいと言ったくるみ割り人形の「花のワルツ」でした。
昭和音楽大学では合奏の授業時間が多いので、みんなアンサンブルに慣れています。特にギターにはこのような時間は大切ですし、こういうときに武器になりますね




1名急用で帰ってしまいましたが、新入生も駆けつけてくれたので記念撮影


昨日は本当は学生さんに全部お任せして私は観客として聴いていようなんて考えていたのですが、館長さんのご要望もあり、一緒に演奏してよかったと思います。
お客様がとても喜んでくださり、音大の皆さんにとってもとても良い経験でしたので、
またこのような機会をつくっていければと思いました。