利尻・礼文島の花Ⅲ

2013.06.24 8:29:05

利尻・礼文の花の最終回です。
「ミヤマオダマキ」(キンポウゲ科)本州の中部から北の高山に分布しています。
霧雨の中水で頭をたれている為、遠くから見ると「チシマフウロ」とよく間違えまし
た。花を持ち上げ顔を見てオダマキと分かりました。

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白い「ミヤマオダマキ」です。
最近は種が売られていて、珍しくはありませんが、自然の状態で見つけたオダマキは
やはり素敵です。

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「イワベンケイ」(ベンケイソウ科)
本州の高山から咲いています。これから黄色く咲くところです。

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「オオバナノミミナグサ」(ナデシコ科)
海岸の草原・岩場で見かけます。葉の形がネズミの耳の形に似ていることからついた
名前だそうです。

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「アサギリソウ」(キク科)
高山植物ですが、まだ花は咲いていません。咲いたとしても小さく目立たないそうで
す。
でも銀白色の葉が花のように見えます。

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「カラフトマンテマ」(ナデシコ科)
「エゾマンテマ」・「アポイマンテマ」・「チシママンテマ」など似たようなマンテ
マがたくさんあります。それぞれ大きさ・茎が赤紫・がくが紫を帯びるとあります。
すべてはこの「カラフトマンテマ」からの変種と思われます。

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「ツマトリソウ」(サクラソウ科)
針葉樹林帯ならどこでも見られるそうだが、今回は一箇所だけで見つけました。
ツマトリソウと聞くと多くの人は「妻」を連想するようですが、由来となったのはそ
うではなくて「端」の意味のツマです。花冠の先端が淡い赤で縁取られることからツ
マトリソウと名付けられました。写真は花が白く輝いてよく写りませんでしたがうっ
すらとピンクので縁どられていました。

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最後は白と赤の「ノビネチドリ」・左側に「ハクサンチドリ」・奥に「レブンアツモ
リソウ」が写りました。共にラン科でノビネとハクサンの違いは葉の形が「波状と線
状の違いですぐに見分けられます。

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花は癒しの源です。
また、旅から帰っても名前を調べたり写した場所を思い出したり、楽しさを数倍にし
てくれました。