雨竜沼湿原2

2012.06.23 14:41:56

雨竜沼湿原のすばらしさはよく尾瀬に比べられますが、

私はそれ以上だと思うところがあります。

高層湿原・広さ・花の種類などいろいろ言えますが、

その理由の第一は「人が少ない」!、これだけで十分でしょう。

この日も湿原入り口付近で1人、湿原テラスで岡山からの老夫婦2人、

後は見渡すかぎり人っ子一人居ない大自然を味わいました。

さて最後のつり橋から雨竜沼湿原入口まで後一息と言うところで渓谷の川原に出ます、

今まで5回は登っているのですが「チシマザクラ」に出会ったのは初めてでした。

背丈が小さく、葉が小さめで、花が良く目立ちます、それなのに控えめ!!!

生きとし生けるものの鏡のような桜ではないですか。すばらしい!!!

1.チシマザクラ3w.JPG

登り始めて約2時間、湿原入り口に到着しました。

早い人は1時間10分と豪語する人がいますが、

何しろ写真を撮り花を眺めながらの登山ですからこんなものでしょう。

2.休憩所.JPG

入り口ではよそからの種を持ち込まないため靴の土を綺麗に落とします。

特に外来種やタンポポなんか咲いていたら台無しですからネ。

早速「ミズバショウ」と「ショウジョウバカマ」の花畑です。

3.ミズバショウとショウジョウバカマw.JPG

湿原にはあちこちにチトウ(池)が出来てます。

どうして出来る?講義は別にして、だから植物・動物たち、風景の宝となったのです。

4.湿原.JPG

ミズバショウは終わったのもあれば、これからのもあります。

高層湿原ならではの初春と初夏がごっちゃになっているせいで、

私見ですが、気温より太陽の当たりかたではないかと思います。

5.ミズバショウの群生2w.JPG

湿原テラスから40分、思えば遠くへ来たもんだ!

山が二つに割れているところが入り口でテラスがあったところです。

6.湿原3w.JPG

ここから15分再び山登りです。

この湿原を見渡せる展望台に行く道。

雪道になっていました。久しぶりの雪道の感触。

7.展望台への雪道w.JPG

そうして眺めたのが、昨日の最後の写真でした。

登山口から6Km、午後1時20分、3時間20分が過ぎていました。

30分の休憩、おにぎり昼食です。

おいしいに決まっています!

帰り道振り返ると「南暑寒別岳1296m」の一部がのぞいていました。

さようなら!!

8.暑寒岳w.JPG

さて、お花の写真は付録ブログで見て下さい、山の花は1週間ごとに変わるでしょう。

6月20日前後の雨竜沼の花です。
http://www.kjpro.co.jp/blog/?uid=2&id=1789