政治と民主主義

2011.01.18 22:25:05

来週にも国会が開かれ又同じことが繰り返されるかもしれないと思うといやになってしまうのは私だけだろうか。
先進技術・資源・食料・利権の争奪戦が世界中で繰り広げられているのに日本は平和ボケの真っ最中だ!
世界は武力だけではない第四次世界大戦の真っ最中ではないだろうか。

政治はもっとも今生きている人間にとって影響を与えるファクターであることに間違いない。
税を好きなように取り立て、経済・農業政策自由に決められる権力があるのだから。

大きな意味では裁判所・立法・行政の三権を操り、日本的には、さらに大蔵・日銀・警察も権力の範囲に入る。
そして今ではマスコミも権力の一部と認められるのは自明だろう。

国の形態もさまざまで世界においておおよそ理想とされている制度が民主主義といわれる制度でなかに社会主義と自由主義が混在し、その対極に位置する制度が中国・北朝鮮に残る共産主義、さらに位置としてはまったく異質なところにあるのがイスラム・ユダヤ・ヒンドー・キリストなどの宗教国があり、今では太平洋の島国にある王国となる。
そして最後にミャンマーや最近革命が起ころうとしているのかチュニジアのように、アフリカになどに見られる多くは軍隊を掌握した独裁国家ということか。

面白いことにそのすべての国が国民の幸福のためと目的を掲げているのだから始末が悪く、そして翻弄される。

人類の歴史の中でもおおよそ理想が見つかったと結論付けることが出来ないのが現代という時代ではないだろうか。

そこで今改めて日本という国は本当に理想国家と言えるのだろうかと問わずにいられない。

衆参のねじれを生んだ党利党略、私利私欲、団体やクラブの利権主義に20年以上にわたって不幸社会を作り上げた民主主義の制度疲労の責任を誰も取ってはいない。

まだ民主主義以上の思想家が出てこない事が一番の不幸なのかもしれない。
世論調査と国民という言葉を使ってどんどん不幸社会を作り上げているマスコミのポピュリズムが100年後もう少し精査され、国民に審査、あるいは選挙による第一マスコミと野党マスコミを作るようになれば少しはましな国家になるのかもしれない。
あるいは50歳以下を衆議院50歳以上を参議院としたほうが今の制度には理想なのかもしれない。

まだまだ民主主義は発展途上と自負しない限りデモクラシー腐敗は続いていく。
日本は世界で一番ノー天気国家と呼ばれる日も近い。