カラス

2009.02.26 14:51:35

お酒を飲みながらの話だが「本当にあいつらは頭が良いよなー!」
というのが結論だった。

朝の雪道で知り合いの男性が雪玉を作ってカラスに投げたのが始まりだった。
彼は次の朝から彼(カラス)に襲われ始めた。
出勤の朝、必ず頭をめがけて攻撃を繰り返されて参ってしまった、という話なのだ。

しばらくは我慢していたが、次に家族で外出するときまで襲われたのにはホトホト参ってしまった。
そしてとうとう奥さんと子供の二人のときまで襲われたのだ。

札幌市に何とか駆除をとお願いした。
とこが市役所は「カラスの巣を取り除く依頼は受けるが駆除はできません、自分でやっつけて下さい」といわれた、「今では変装して出かけなくてはならなくなった」とぼやいていた。

またこんな話も聞いた。
函館の鉄砲打ちが鴨を取りにいったが一羽もいなくて、カラスの群れに散弾銃を打った、ところが他のカラスの群れに襲われ、ヒッチコックのように車に逃げ込んでも襲われたと話していた。
彼曰く「決してカラスを侮ってはいけない」らしい。

ギリシャ神話に「自分の言い訳に太陽の神アポロンの恋人コロニスの嘘の浮気話を言いつけ、それが元で怒ったアポロンがコロニスを射抜いてしまった。それがばれて白い体を真っ黒に染められ、言葉も取り上げられて夜空に浮かべられた」カラス座の話があるが、ここまで来るとアポロンの力を借りても何とか退治したいものだ。

昔、バーベキューの残り物を取りに来たカラスが肉を取ろうとして鉄板に触れ大焼けどをしたらしくカアカア泣いて電信柱にもつかまれずに逃げていった事があった、が退治したとは言いがたい。

カラスに負けない人間に成る事も難しい時代になった。
経済の破綻まで招き、それ以上にこの地球に何も出来ない人間。
カラスにまで馬鹿にされて悲しく生きる!もう我々人間の時代はこの地球上での終焉への秒読みを迎えているのかもしれない。