付録 雨竜の花1

2012.06.23 14:40:24

まずは登山口付近から湿原入り口までの花の紹介です。

北海道ではどこにでも咲いてる花ですが、ほとんどが早春4月から5月の花です。

この時期に見ることができるのが楽しいのです。

1.ハクサンチドリ ラン科
6月になると山地の湿原・草原ではあちこちに見られます。
雨竜では「ノビネチドリ」・白い花が咲く「エゾチドリ」も見られますね。

10.ハクサンチドリ.JPG

2.オオカメノキ スイカズラ科
2-3mの低木で、日本中にみられます。
面白いのはこの白い花は飾り花で本当の花は先っぽの黄色い色をしたところです。

11.オオカメノキ.JPG

3.シャク セリ科
このように小さな花をテーブル上に咲かせる花は日本中どこにでも見られます。
見分けるのは高さと葉の形でしょう。
有名な仲間で、悪は「ドクゼリ」、良は「ミツバ」。
トウヒと呼ばれる仲間はアポイ岳の「ホソバトウヒ」が有名ですね!

12.シャク セリ科.JPG

4.ミゾホオズキ ゴマノハグサ科
水辺や湿地に咲きます、全国で見られますよ!

13.オオバミゾホオズキ.JPG

5.ザゼンソウ サトイモ科
狭い堂に入り座禅をしている姿から呼ばれています。
北海道と日本海側の本州、雪が解けるとすぐに現れます。「ダルマソウ」の別名も。

13.座禅草.JPG

6.エゾノリュウキンカ キンポウゲ科
北海道の綺麗な水際にはいつも咲いています。ヤチブキとも言われます。

14.エゾノリュウキンカ.JPG

7.カタクリ ユリ科
早春の林の開けたところ、見つかりそうで見つからない、
見つけると必ずそばにエゾノエンゴサクを引き連れてます。

15.カタクリ.JPG

8.エゾイチゲ キンポウゲ科
キンポウゲ科のイチゲには実にたくさんの種類があります。
ニリンソウ・サンリンソウ・ヒメイチゲ・後で紹介する「ミツバオウレン」など、
更にアポイの固有種「ヒダカソウ」も仲間です。

4.エゾイチゲ.JPG

次の雨竜の花2では湿原の花を紹介します。
http://www.kjpro.co.jp/blog/?uid=2&id=1790