会見取材が実は美味しいって事に最近になって気が付いた

2014.05.11 0:11:29

僕は助手時代は雑誌のグラビアファッション広告の人に付いていたので取材会見って仕事をナメてました

申し訳ありません

仕事それ自体をバカにしていた訳ではありません
そんな仕事は駆け出しくんがすれば良い仕事で、30過ぎてまでやるもんじゃねーや
真ん中に陣取ってるベテランの人をいつまでもこんな仕事してて、こんなのにはなりたくないと若者特有の無知からくる無駄なプライドで1段下に見ていました

もし目の前にあの頃の自分が居たらぶん殴りたいです

新聞媒体では一面になるような重要な会見では社内のベテランが行きます
フリーランスにお鉢が回ってくるような会見は芸能ばかりです
ちゃんとこの中にもヒエラルキーが存在し駆け出しくんでも十分な仕事と
経験豊富な人で無いと任せられない仕事があるのです

ただ写っていればいいものならカメラマンに発注しません
記者がついでに撮れば良いだけです
わざわざカメラマンに発注すると言う事は、写真として相当の仕上がりを求めていると言う事です

駆け出し君に発注するのは仕事としての撮影現場を経験させる機会を与えらたに過ぎません

他の方の写真を見るとこの差がハッキリと見えてきます
同じ現場で同じ条件で撮影してるはずなのに仕上がりに大きな違いがあります
撮影者が違えば撮る写真が違うのは当たり前ですが、ベテランと呼ばれる人の写真はちゃんと写ってれば良いを越えています

正直、多くのカメラマンが同一の被写体を撮影するなんて非常にダルいのですが
その条件を受け入れその中でどう自分を表現するのかを考えればこの手の仕事も楽しく出来ます

と言うか手離れが良くてそれなりの報酬が得られるので積極的にしたいです

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花が浮かんでました