以前、僕は28ミリの画角が好きだと書きましたが、それはもう5年ほど前の事なのでもう一度書きます。
「私は28ミリの画角（72度）が好きです。」

新しくマウントを増やす時には必ず28ミリ画角のレンズを基準に考えます。
ソニーのα7IIをキャッシュバックのあまーい誘惑に負けて購入して真っ先に買ったのはSEL28F20と言う数字からわかる通りの28ミリのレンズです。

しかしながらAPSセンサー機であるα6300で使ってもこれが割と良いのです。
1.5倍の画角になるので42ミリ画角54度です（タイトルの回収）

思い返せば十数年前。フィルムカメラのライカミニルクスを手に入れてその絶妙な画角に惚れ込んだ私は、40ミリレンズが使いたいが為にライカCLとズミクロンを探し求めていました（コンパクトカメラはやはり制約があって使いづらかったので）
ある日浅草の有名カメラ店にて「CLなんてライカじゃない。あんなの使うならM5の方がよっぽどマシだ！」と意味不明に怒られ、なんかもやもやした気分で店を後にしました。
その時は上手く言葉が出てきませんでしたが、今から思えば「露出計が欲しいんじゃない、40ミリのファインダーが欲しいからCLを探してんだよ！」と言い返せばもうちょっと有名な店主にも好意を持てたかもしれません。

しかし世はデジカメの時代に突入し、仕事で使うデジカメを購入しなければならず、いつしかライカCLとズミクロン40ミリ（別にロッコールでも良かった）の事は忘れてしまいました。

どうやらα6300とSEL28F20と言う組み合わせは私に合っていたようです。
以前、SEL24F18Zと言うフルサイズ36ミリ相当のレンズも使ってみましたが、これは何故か合わず1年程度で手放してしまいました。
写りはSEL24F18Zの方がヌケもよくシャープなんですけどね。

こういうのは肌に合うとか感覚的な問題なので致し方ありません。




α6300とSEL28F20　ISO1600　F2　1/125

まあ画角50度は人間の視野に一番近いので誰でも違和感なく使えるんですけどね。
画角45度のちょっと狭いのが標準レンズになってるので新鮮なんですよ。