40歳という節目の備忘録として

2018.09.10

生まれ育った北海道で、数日前に大きな地震がありました。
経験した事のない大きな揺れ、そして停電。被害の全貌が見えない中、身の安全の確保と身内の無事の確認をし、それからすぐに弊社が手がけた企業・官庁・病院・建設関連の各種ネットワークサービス保持のため、フル稼働で業務にあたりました。仲間と共に迅速に動いたおかげで、障害はゼロに抑える事ができました。

ケージェイプロダクションはもうすぐ15年目を迎えます。15年という道のりは決して平坦ではなく、数々の失敗を経験し、仲間と共に困難を乗り越えてきました。私達には逆境の中で培った知恵があり、最悪の事態を想定して動く術が自然と身に付いている。今回のような事態においては、それらが理想の形で発揮されたのだと思います。私達は決して脆弱ではなかった。さらに言うと、私達の構築したシステムやネットワークも思った以上に強かった。強いと思うことは「奢り」ではない。それはまさに「誇り」だと感じています。

地震から数日間、札幌の街を東奔西走しました。
自宅の水道を開放している家、炊き出しをしている店舗、乗り合わせて買い出しをしている地域の人たち…それぞれが提供できることを提供し合い、助け合う状況。そこには善意の連鎖が確かに存在していました。そして、その中に私達も組み込まれているという実感がありました。可能な限りできることをやってあげたい、世の中の役に立つことをしたいというシンプルな願い。善意の連鎖というネットワーク。それこそが、ケージェイプロダクションの追求していることなのかもしれません。

そんな中、昨日誕生日を迎えました。
40歳という節目の備忘録として。

原田健司


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